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永田大士が日本S・ライト級挑戦権獲得

ヘビー級の藤本京太郎「世界あきらめない」1年ぶりV
永田大士が日本S・ライト級挑戦権獲得

2019年10月21日 21時13分

 WBAアジアパシフィック・ヘビー級王者の藤本京太郎(角海老宝石)が21日、後楽園ホール「SLUG FEST」に登場。およそ1年ぶりのリングとなったノンタイトル8回戦で、OPBF同級13位スタット・カラレット(タイ)に6回2分8秒TKO勝ちした。

格の違いを見せつけてTKO勝利の藤本

 両者は1年ぶりの再戦。体格と機動力に勝る藤本(104.5キロ)が背の低いカラレック(97.5キロ)を初回からジャブ、右ストレート、左フック、左ボディと多彩なパンチでコツコツを攻めた。

 一発狙いのカラレックはフルスイングのハードパンチを打ち込んで会場を沸かせたが、藤本はこれをブロッキングとフットワークで対処。藤本は5回にピッチを上げて上下に有効打を決めると、カラレックは苦しそうだ。6回開始と同時にカラレックが自らひざまづいた。

 しかし主審に促されて立ち上がったカラレックに対し、藤本がボディ攻撃を仕掛けるとカラレックがダウン。立ち上がったタイ人はがむしゃらに攻めたが、藤本は再びボディを決めてフィニッシュした。藤本は21勝13KO1敗。カラレックは12勝11KO11敗。

WBA12位にランクされており、世界はまだまだあきらめない

藤本「1年のブランクがあったけど、もうちょっとヘビー級の世界挑戦の夢を追っていきたい。(制度が許せば)総合格闘技と並行してやってみたい気持ちもある」

永田(右)はアオキとの激闘を制した

◇日本S・ライト級挑戦者決定8回戦
永田大士(三迫)[3-0(77-75×2、79-73)]アオキクリスチャーノ(角海老宝石)
 2度目の日本王座挑戦を狙う同級1位のアオキと、OPBF王座挑戦に続くタイトル挑戦を狙うサウスポー永田が激突。立ち上がりから永田が左、アオキが右を狙い、的中率の高さで永田が上回る。出入りのスピードで勝負する永田は3回、立て続けにワンツーを決めて試合を流れを引き寄せた。

 ペースをつかめなおアオキは4回、左フックを決めて反撃に出ようとするが、永田の左を避けきれない。劣勢のアオキは6回に反撃、永田を打撃戦に引きずり込み、勝利への望みをつなぐ。7、8回も激しい打撃戦となったが、永田が踏みとどまって勝利した。

 攻め続けて勝利の永田は14勝5KO2敗1分。王者の井上浩樹(大橋)に挑戦する権利を手にし「正直まだまだです。でもタイトルマッチは面白い試合を見せます」。アオキは14勝10KO8敗2分。

長濱(右)は木村に粘られながら文句なしの判定勝ち

◇64.5キロ8回戦
長濱陸(角海老宝石)[3-0(80-73、79-73×2)]木村文祐(JM・加古川)
 日本ウェルター級7位の長濱が日本S・ライト級6位の木村と対戦。体格で上回る長濱がジャブで先制すると、2回には右ストレート、左右のボディを次々と打ち込んで木村を削っていく。長濱は距離を詰めてボディ攻撃を狙うタフな木村を仕留めることはできなかったが、ペースは最後まで明け渡さなかった。長濱は11勝4KO2敗1分。木村は9勝6KO5敗1分。

◇S・フェザー級6回戦
谷本涼(角海老宝石)[2-1(57-56×2、56-57)]関島優作(KG大和)

◇S・フェザー級6回戦
齊藤陽二(角海老宝石)[引き分け1-1(58-56、57-58、57-57)]福井貫太(寝屋川石田)

◇バンタム級6回戦
住田愛斗(角海老宝石)[3-0(58-57、58-56、59-55)]蒲山直輝(小熊)

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