スペンス前座 ラミレス、古豪ホセシート勝つ
規格外長身フンドラ S・ウェルター級挑戦権獲得
2020年12月6日 16時32分
2020年12月6日 15時03分
WBC・IBF世界ウェルター級タイトルマッチが5日(日本時間6日)、米アーリントンのAT&Tスタジアムで行われ、2冠王者のエロール・スペンスJr(米=写真左)が挑戦者の元2階級制覇王者ダニー・ガルシア(米=同右)が3-0判定勝ち。IBF王座は5度目、WBCは初防衛に成功した。
サウスポーのスペンスがジワジワとプレスをかけジャブ、ボディ打ちからガルシアを崩しにかかる。ガルシアはスペンスの左の打ち終わりに右を狙ったが、立ち上がりはスペンスの圧力が効いている印象だ。
ガルシアは3回以降、右を上下に散らしながらスペンスの圧力に対抗。右ボディが良く、3回以降はリング中央で拮抗した攻防が続く。主導権の取り合いが激しいものの、予想不利のガルシアが中盤は健闘している印象だ。
スペンスは6回に再びボディ打ちでプレスをかけ、8回にはガルシアにロープを背負わせるシーンをたびたび作る。ガルシアはここを踏ん張って食い下がるものの、11回はスペンスが優勢。12回も王者が試合を優位に進めてゴールテープを切った。
読み上げられたスコアは116-112×2、117-111。スペンスは大きな見せ場こそ作れなかったものの、ディフェンスの意識も高く、勝ちに徹した印象。昨年9月のショーン・ポーター戦後、交通事故にあってブランクを作りながら見事に復活をはたした。
スペンス「1年半活動できなくてうまくいかなかったけどちゃんと復活できた。ガルシアは偉大なチャンピオンなんでいい試合をするのは分かっていた。ただ私はベストだ。この試合に勝つためにハードなトレーニングをしてきた。ガルシア相手に油断はできない。次? ゆっくりするよ」。戦績は27勝21KO。
ガルシア「彼の方が強かった。ここで試合ができてうれしかった。言い訳はしない。彼はジャブも良かった。それが試合を組み立てた。ここのところ勝てなくてもいい試合はできていると思う」。17年のキース・サーマン戦、18年のショーン・ポーター戦に続く黒星のガルシアは36勝21KO3敗。
■ウェルター級世界王者
WBAスーパー マニー・パッキャオ(フィリピン)
WBA ヨルデニス・ウガス(キューバ)
WBAゴールド バージル・オルティス(米)
WBC エロール・スペンスJr(米)
IBF エロール・スペンスJr(米)
WBO テレンス・クロフォード(米)
2025年2月18日 17時28分
2025年2月18日 17時08分
2025年2月17日 18時24分
2025年2月17日 15時28分
2025年2月17日 9時29分
2025年2月16日 14時52分