エロール・スペンスJrとダニー・ガルシアのウェルター級タイトルマッチ（5日・米テキサス州アーリントン）のセミ格で行われたWBA･S･ウェルター級挑戦者決定戦は、2メートル近い長身で話題のセバスチャン・フンドラ（米＝WBA7位）がハビブ・アメド（ガーナ）に2回1分30秒TKO勝ち。WBAレギュラー王者エリスランディ・ララ（キューバ）への挑戦権をゲットした。

　初回いきなり左アッパーでアメドをロープへ飛ばしたフンドラがノンストップ連打で断然優勢。新型コロナウイルスに感染したメキシコ人の代役アメドは辛うじてラウンド終了にこぎ着けたが2回また捕まりロープを背に防戦一方。コーナーがタオルを要求した。フンドラ（22）は16勝11KO1分無敗。

　一方、WBAフェザー級挑戦者決定戦は、エドゥアルド・ラミレス（メキシコ＝WBA5位）が昨年レオ・サンタクルスに挑戦したミゲル・フローレス（米）に5回開始早々、右フックのカウンターでKO勝ち。タイムは20秒。

　またカネロ・アルバレスやキース・サーマンと戦ったベテラン、36歳のホセシート・ロペス（米＝WBCウェルター級8位）がフランシスコ・サンタナ（米）を4度倒して最終10回1分22秒TKO勝ち。健在ぶりを披露した。

　この日はAT&Tスタジアムのキャパシティの8万人に対し、発表で1万6102人のファンがソーシャルディスタンスを保ち観戦した。