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「ロマゴン、エストラーダに勝てるのは自分だけ」

WBO・S・フライ級王者の井岡一翔が一夜明け会見  
「ロマゴン、エストラーダに勝てるのは自分だけ」

2021年1月1日 14時05分

 田中恒成(畑中)の挑戦を8回TKOで退け、WBO世界S・フライ級タイトル2度目の防衛に成功した井岡一翔(Ambition)が1日、オンラインで会見を行った。

2021年の目標は統一戦

 戦前から一貫して「格の違い」を強調し、実際に結果で示したチャンピオン井岡。相手のパンチで傷めた左目下には腫れが残るものの、試合後の診断でも特に異常は見られなかったという。田中については「スピードも評判通りあって、パンチもそこそこあるし、上下の打ち分けやコンビネーション。いい選手だと思いました」とあらためて評した。

「田中君に勝ったことよりも、自分がやってきたことが試合で出せたので成長を感じた」とまずは納得のパフォーマンスだったようだ。

 2020年はコロナのあおりで昨日の1試合のみだが見返りは大きい。「大みそか、一年の最後の日だけですけど、その日だけで一年が無駄でなかったというか、いろいろとやってきたことが形になったと思う」と実感をこめたチャンピオンの次の目標は統一戦。

 具体的にはWBAスーパー王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、WBC王者のフアン・エストラーダ(メキシコ)の名を挙げている。3月にひと足先に統一戦を行う両者の勝ったほうと対戦したい、というのが井岡の希望だ。

 WBCの指名挑戦者にはシーサケット・ソールンビサイ(タイ)もいて、現段階では不透明ながら「やると決めたらやるので、(交渉がどうなろうと)そこでぶれない」という井岡だから、モチベーションが揺らぐ心配はなさそう。

「僕はまだまだ伸びると思う。ローマン・ゴンサレス、エストラーダの2人に勝てるのは僕しかいない」と自信もアピール。ちなみにロマゴン対エストラーダは「ロマゴン有利じゃないか」というのが井岡の予想である。

 正月は時節柄、海外旅行は控え、日本でゆっくり大好きな家族と過ごすつもり。大きな戦果を挙げた2020年を終え、チャンピオンはつかの間の休息に入る。写真提供=Ambitionジム

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