ウバーリがWBCバンタム級正規王者に復帰
ドネアとの仕切り直しを示唆
2021年1月11日 12時15分
2021年1月11日 12時02分
2021年のスタートにあたり欧米メディアが発表しているパウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングをあらためてチェックしてみよう。選んだのはアメリカの老舗ボクシング雑誌ザ・リング、スポーツ専門局のESPN、ボクシング専門サイトのボクシングシーン、そして100年以上の歴史を持つイギリスのボクシングニュースの4つだ。
4メディアともに1位から3位の顔ぶれは共通している。当代のスーパー・スター、現在はS・ミドル級でキャリアを進行するサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)が3メディアで1位。ESPNだけWBOウェルター級王者テレンス・クロフォード(米)を1位にしているが、12月のカネロの試合前のランキングであり、今後は変化が出ることもあるかもしれない。
WBAスーパー・IBFバンタム級王者の井上は3メディアで2位、1メディアで3位とすっかり世界トップスリーのポジションが定着した。さらに高い評価を得るためには、いい相手に恵まれるかどうかにかかっているだろう。
4位以降はウェルター級2冠王者のエロール・スペンスJr(米)、クルーザー級4冠王者からヘビー級に進出したオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)、昨年ライト級4冠王者となってブレイクしたテオフィモ・ロペス(米)、そのロペスに敗れたワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が4メディアで顔をそろえている。
ヘビー級は3冠王者のアンソニー・ジョシュア(英)が圏外で、WBC王者タイソン・フューリー(英)がボクシングニュースとESPNで8位と評価はあまり高くない。ミドル級ではかつてPFPランキング上位の常連だったIBF王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)がボクシングニュースで9位、ESPNが10位にランクしている。
井上が群を抜く軽量級では、ほかにWBC・S・フライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)が3メディアで8位と9位にランク。アメリカの老舗ボクシング雑ザ・リングが井岡一翔(Ambition)を10に入れているのが目を引く。
2021年のボクシングはパウンド・フォー・パウンド・ランキングを頭の片隅に入れながら海外ボクシングを楽しみたい。以下、4メディアのランキング。
ザ・リング | ESPN | ボクシングシーン | ボクシングニュース | |
1 | カネロ | T・クロフォード | カネロ | カネロ |
2 | 井上尚弥 | カネロ | 井上尚弥 | 井上尚弥 |
3 | T・クロフォード | 井上尚弥 | T・クロフォード | T・クロフォード |
4 | O・ウシク | E・スペンス | E・スペンス | O・ウシク |
5 | E・スペンス | T・ロペス | T・ロペス | T・ロペス |
6 | T・ロペス | V・ロマチェンコ | O・ウシク | E・スペンス |
7 | V・ロマチェンコ | O・ウシク | A・ベテルビエフ | V・ロマチェンコ |
8 | F・エストラーダ | T・フューリー | J・エストラーダ | T・フューリー |
9 | J・テイラー | J・エストラーダ | V・ロマチェンコ | G・ゴロフキン |
10 | 井岡一翔 | G・ゴロフキン | J・テイラー | G・デイビス |
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