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S・フライ級三つ巴 ロマゴン第3戦を望むエストラーダをシーサケットが牽制

2021年3月17日 10時49分

 ローマン・ゴンサレス(帝拳=ニカラグア)を下してWBAスーパー&WBC世界S・フライ級統一王者となったフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)がゴンサレスとの第3戦を希望したことについて、WBC指名挑戦者のシーサケット・ソールンビサイ(タイ)が強く反応している。

三つ巴の戦いを演じる左からロマゴン、エストラーダ、シーサケット

 13日に行われたエストラーダとロマゴンの8年ぶりのリマッチは熱戦となり、スコアは117-111、115-113でエストラーダ、115-113でロマゴンと割れた。ロマゴンの勝利を支持する声も少なからずあり、さらにWBAが117-111と採点したジャッジに処分を下すなど試合後も落ち着かない状態が続いている。

 また、試合後の記者会見でエストラーダが「私はシーサケットよりもゴンサレスと戦いたい。シーサケットはサウスポーで難しい」とロマゴンとのラバーマッチを強く希望したことで波紋が広がった。

 ボクシングシーンによると、会見に同席したマッチルームボクシング、エディ・ハーン・プロモーターは、この試合に再戦条項がないことを明かした上で「第3戦を見たいという需要はとても大きいでしょう。ただし彼はWBCの王者であり、WBCの指名挑戦者がいる。私は第3戦をすぐに見たい。しかし、これは取り引きであり、お金の問題であり、エストラーダが何を望んでいるかの問題だ」と慎重な姿勢を見せた。

 そもそも今回の統一戦はシーサケットを待たせて実現しただけに、シーサケットも黙ってはいない。ファイトニュースによると、シーサケットは「私は今、1年以上もエストラーダの指名挑戦者だ。彼は次に私と戦わなければならない。もしそれをしないのなら彼は私とのファイトを恐れているということだ」とエストラーダの発言を強く牽制した。

 シーサケットはエストラーダと1勝1敗、ロマゴンには2勝。エストラーダとロマゴンは1勝1敗となった。エストラーダが次にシーサケットと対戦し、どちらが勝ったにしても次のロマゴン戦は興味深いものになるはず。それでも強引にエストラーダvs.ロマゴン3に突き進むのか、シーサケットとのラバーマッチとなるのか。三つ巴の戦いの行方に注目が集まる。

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