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S・ミドル級3冠戦 サンダースが先制攻撃!? カネロは余裕を見せる

2021年5月5日 14時28分

 S・ミドル級のビッグマッチ、WBAスーパー&WBC王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)とWBO王者ビリー・ジョー・サンダース(英)の試合が8日(日本時間9日)、米テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで開催される。主役のカネロが4日、現地でプロモーション活動を行った。

AT&Tスタジアムを訪れたカネロ

 カネロはメディアのインタビューに対し、「彼がボクシングのレッスンをするって? 私は5、6年前の私ではない。経験を積んでより成熟したファイターになった。彼は土曜日の夜、まったく違ったレベルの戦いを経験することになる。ジャッジがいらない試合になることを望んでいる」とレベルの違いを強調した。

 この日にいたるまで、サンダース陣営はリングの広さが狭すぎるとケチをつけ、ジャッジがすべてアメリカ人であることにも不満を示した。トレーナーである父トミーは試合を放棄してイギリスに帰国することまで匂わせ、きな臭いムードが漂った。

 これにカネロは怒り心頭だったようだが、取材では冷静に「私は何も苛立っていない。サンダースはたくさん言い訳を用意しているようだが、私はリングで仕事をするだけだ」とサンダースの“先制攻撃”を一蹴してみせた。

 カネロにとって今回の試合は、昨年掲げたS・ミドル級4団体統一に向けての第2関門であり、サンダースに勝利してIBF王者カレブ・プラント(米)との統一戦というシナリオを描く。戦前の予想がカネロ有利に大きく傾く中、先に仕掛けたサンダースがどのような戦いをするのか見ものと言えるだろう。

 同じリングでは元ミニマム級世界王者の高山勝成(寝屋川石田)が2階級制覇をかけてWBO・L・フライ級王者のエルウィン・ソト(メキシコ)に挑戦する。7万人が集まると見込まれるイベントの模様は日本時間9日、DAZNで生中継される。Photo by Ed Mulholland/Matchroom

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