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2021年9月1日 水曜日

井岡一翔がWBO・S・フライ級V3 ロドリゲスとのクロスファイト制す

 WBO世界S・フライ級タイトルマッチが1日夜、東京・大田区総合体育館で挙行され、チャンピオン井岡一翔(志成)が2位挑戦者フランシスコ・ロドリゲスJr(メキシコ)に3ー0判定勝ち。3度目の防衛に成功した。

 緊急事態宣言下の東京で無観客で行われた試合。まずは様子伺いの井岡に対し、ロドリゲスは初回から積極的にパンチをつなげていく。

 ベテラン井岡が落ち着きを失うほどではないが、しつこいメキシカンの右ストレート、左フックが王者の顔面をヒットする場面も。井岡の左ボディがきれいに決まると動きが止まるが、まだ元気なうちはそれでも前進を続けるロドリゲス。4回終了間際には右カウンターの応酬で挑戦者が上回った。

 序盤はロドリゲスのプレスに井岡もフィジカルで対抗するところがあったが、ボディへのカウンターも効き始め、6回あたりになるとロドリゲスがそれまでの押し一辺倒からペースダウン。両者の距離が開くと井岡のカウンターがさらに冴え、中盤は明白に主導権を握った。

 ところがロドリゲスは終盤9回もう一度発奮。ギアを上げて井岡を猛然と押し込み、細かい左右を繰り出す。10回は井岡も引かず、右カウンターで踏みとどまる。11回、ロドリゲスの追い足が鈍ったところに井岡は得点したが、最終12回まで挑戦者の気迫のプレッシングには苦労した。

 日本の3ジャッジ(福地、染谷、池原)はいずれも116-112でチャンピオンを支持。終盤に訪れたもうひと山を押さえた井岡がクロスファイトを勝ち抜いた。井岡は27勝15KO2敗、ロドリゲスは34勝24KO5敗1分。試合後の井岡は「なかなかペースを引き寄せられなかった。難しい試合になった。これまでの経験で勝つことができた。内容には満足していない」と話した。

井岡の勝利者インタビュー「タフな相手? 試合前から想定はして、準備してきたんですけど、コロナ禍の中、日本に来てタイトルを取りに来るという死に物狂いの気持ちが強い選手だった。手を焼いたけどこういう選手に競り勝てたのは大きかった。無観客? たくさんお客さんがいて試合が成立してきたので不安はありましたけど、テレビで放送してもらってテレビの向こうで応援してくれている人がいると思うと心強かったです。次? 今日無事防衛できたのでずっと言っている統一戦を実現して、このクラスで井岡一翔が一番強いというころを証明したい」

石脇(左)は右カウンターで試合を決めた

◇S・ライト級8回戦
石脇麻生(寝屋川石田)[TKO5回1分37秒]粕谷雄一郎(角海老宝石)
 日本ライト級13位の粕谷が初回からジャブ、左ボディと右ストレートのコンビネーションで石脇に迫った。石脇も徐々に手数を増し、アッパーを使って粕谷に対抗。3回は粕谷が外から右、左フックを再三ヒットし、石脇も対抗して試合がヒートアップしていった。

 4回も粕谷が攻め、石脇もクリーンヒットを決めて一歩も引かない。粕谷は左目が腫れてきた。迎えた5回、石脇が右カウンターを決め、左をフォローすると粕谷が尻からダウン。主審がカウンター途中でストップした。石脇は連敗脱出で9勝7KO4敗1分。粕谷は14勝4KO3敗2分。

◇55.5キロ4回戦
吉村英人(ハッピーボックス)[3-0(39-36×2、38-37)]尾川裕二郎(EBISU K’sBOX)

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