WBOクルーザー級王者、オコリー楽勝V1 スミスがカネロ戦から復帰白星
2021年9月26日 10時26分
2021年9月26日 7時35分
25日(日本時間26日)、ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたヘビー級3冠戦は、WBO1位オレクサンドル・ウシク(ウクライナ=写真左)がWBAスーパー&IBF&WBOヘビー級王者のアンソニー・ジョシュア(英=同右)に3-0判定勝ちで新チャンピオンに輝いた。スコアは117-111、116-112、115-113だった。
サッカー・スタジアムは観客でぎっしり埋まり、花火がバンバンと打ち上げられる中で両選手が入場。地元ジョシュアへの大声援で試合は始まったが、序盤からウシクのテクニックが試合を支配した。サウスポーのウシクは左右に動き、頭の位置も盛んにズラしながら試合を組み立て、初回からタイミングのいい左ストレート、ジャブをコツン、コツンとヒット。3回にはアウトサイドから左をクリーンヒットし、ジョシュアのバランスを崩させた。
体格で勝るジョシュアは圧力をかけたいところだが、前後左右に動くウシクに翻弄されてなかなか手が出ない。4回から少し前に出て、5回に圧力を強めると右のショートをヒットして会場を盛り上げる。ウシクは少しペースダウンしてきた印象だ。ジョシュアは6回も右でウシクに圧力をかけ、後半戦に期待を持たせた。
しかし7回はウシクが反撃。再びエンジンを吹かしてジャブと左ストレートをヒット。ジョシュアは前に出て行くが、ウシクはこれをうまくしのいで機を見てコンビネーションを打ち込んでいく。ジョシュアは中盤に反撃ムードを作ったものの、あとが続かなかった。
ラスト11、12回はウシクが左のダブルを打ち込むなど優勢。最終回はワンツー、返しの右フックでジョシュアをロープに追い込み、猛攻を見せて勝利を決定づけた。
ジョシュア擁するマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーン氏は「彼はストレートに再戦したいだろう」とジョシュアの心中を推測。両者の契約の再戦条項はあるという。ウシクは次戦がリマッチになるのか、4団体統一戦に進むのかはまだ分からない。
WBC王者タイソン・フューリーとの英国ヘビー級対決、4団体統一が遠のいたジョシュア(31)は24勝22KO2敗。ロンドン五輪金メダリスト対決の敗退は、19年のアンディ・ルイスJr(米)に続く痛い敗戦となった。クリチコ兄弟に続いて3人目のウクライナ人ヘビー級世界王者となったウシクは19勝13KO。クルーザー級とヘビー級を制したチャンピオンはイベンダー・ホリフィールド(米)、デビッド・ヘイ(英)に続いて3人目。
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