バンタム級王者の一角、カシメロは王座保持 WBOあらためてバトラーとの指名戦義務づけ
2021年12月24日 10時24分
2021年12月23日 17時17分
ちょうど1年前、伊藤雅雪を破ってアッといわせた三代大訓(ワタナベ)。その後吉野修一郎との対戦はタイミングが合わず、また自身の体調不良もあってようやくさる12月2日にリングに立った。試合ではくせ者西谷和宏(VADY)を6回TKOに退けてさらに強くなったところをアピール、2022年はステージを世界にあげるつもりである。探求し続ける三代が語るこの一年とこれから……。《ボクシング・ビート1月号より》
有言実行の右だった。12月2日、西谷和宏を右で2度倒して6回TKO勝ち。三代大訓にとって、2021年最初で最後のリングでもあった。
「満足でしたよ。表現する場が1試合しかなかったじゃないですか。もっと前から右はよかったんですよ。でも、練習でどれだけ右がよくても今回、左で圧倒したら『やっぱり右は……』となるじゃないですか」
20年末、国内ライト級ウォーズ初戦で元WBO・S・フェザー級王者の伊藤雅雪(横浜光)に殊勲の判定勝ちを収め、大いに名前を上げた。特に「左ジャブの名手」としての定評は揺るぎないものになったが、左だけ、と捉えられることには不本意な思いもあった。
西谷戦の1ヵ月半ほど前、ジムを訪ねると「右の感触がいい」と鏡の前で右ストレートを打つ際の重心、バランスを繰り返し、入念にチェックする姿が見られた。
三代が今回のテーマに挙げたのは「脱力」だが、これは伊藤戦も同じだった。それまではガードを高く上げ、肩に力が入っていたのをややガードを下げ、肩を「脱力」することでパンチが出やすくなると手応えを語っていた。
「伊藤戦の時は、上半身の脱力はできてたんですけど、バランスが崩れないように脚にめっちゃ力が入ってたんですよ」
加えて、左前重心だったため、「いつでも最高のジャブが打てる状態」だったが、「右脚が“死に脚”」で右ストレートに体重が乗らず、ジャブ主体になっていたという。
「それを脱力して自然体で立つようにしたんです。そうしたら、より上半身もしなやかになったし、右も出るようになったんですよ」
「股関節」というキーワードが盛んに口をついて出る。寺中靖幸フィジカルトレーナーに師事して2年近く。最初は「マイナス30点」とフィジカルのレベルはダメ出しからのスタートだったが「最近の寺中先生の評価は高い」という。1年前と比べて、上半身、下半身ともに見るからに鍛えられ、太くなった。それ以上に股関節を始めとした体の使い方の進化が「脱力」を深化させ、いまの三代の力強さを生み出していると感じる...
伊藤戦から一年、ようやくリングに上がった三代が「スーパーあります」という成長の手応え。ライト級トップの一角を占める男が語る。記事全文は発売中のボクシング・ビート1月号でご覧ください。こちらからもご購入できます→https://amzn.to/3FplI8Y
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