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“ジャパニーズ・ロッキー”荒川仁人さんが引退式 元ライト級国内第一人者

2022年6月14日 23時58分

14日、後楽園ホールのダイヤモンドグローブでは、日本、OPBF、WBOアジアパシフィックのライト級元チャンピオン、荒川仁人さん(40歳)の引退セレモニーも執り行われた。現役のライト級世界ランカーでワタナベジムの後輩にあたる三代大訓とスパーを行い、10カウントを聞いた。

三代と引退スパーを披露した荒川

荒川さんは04年に八王子中屋ジムからプロデビューし、新人王、日本、東洋(OPBF)と順にタイトルを獲得してライト級の国内第一人者の地位を固めると、13年7月には米サンアントニオでWBC暫定王座をかけてオマール・フィゲロア(米)と対戦。試合には敗れたものの驚異的な激闘ぶりが現地で評判となり、「ジャパニーズ・ロッキー」の異名をとった。現在、東京・府中で主宰するフィットネスジムもこれをそのままジム名称としている。

世界戦は結局この一度きりとなったが、ラスベガスでホルヘ・リナレス(帝拳)と戦ったり、ワタナベジムに移籍して再び日本、WBOアジアパシフィックの王座を獲るなど19年まで一線級で活躍。41戦32勝(18KO)7敗2分の戦績を残して現役を退いた。

この日、三代との特別スパーリングには現役時代を思わせる体つきで登場。2分2ラウンドのスパーを行った。荒川さんのリングでの最後の雄姿を見ようと、200人以上のファンがチケットを購入したという。

マイクを握った荒川さんは3年越しの引退式を持ちかけてくれた渡辺均・ワタナベジム会長はじめ関係者にお礼を述べ、「世界を獲れなかったのは自分が至らなかったからです。今後現役としてリングに上がることはありませんが、期待してくれた人たちを裏切らないよう頑張っていきます」と語り、ファンの温かい拍手でねぎらわれた。

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