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井上尚弥のボクシング・エッセンス PFP1位ファイターが語る極意とは

2022年7月18日 11時22分

 ノニト・ドネアを倒し、バンタム級の3王座を統一。試合後は米メディアからPFPナンバーワンの評価も受けた井上尚弥(大橋)に話を聞いた。=ボクシング・ビート8月号より=

 第2戦の初回終了間際に井上の放った右カウンターは、ドネアが倒れた瞬間に伝説のパンチとなった。あの日、会場でも「見えなかった」という声をあちこちで耳にしたが、より正確には「目が付いていけなかった」のだ。

 井上の左に右を被せて強くプレスしてきたドネアに対し、左を打つフェイントで反応させるや、その左を引っ込めて本命の右ストレート。

 流れで出たパンチだが練習してきたものである、と井上は言っていた。今回のインタビューはこのあたりから聞いてみる。
        *
――1ラウンドのノックダウン・パンチ。練習で磨いたものが考えずに出たと。対戦相手によって異なるでしょうが、パターンはいくつぐらい用意するのですか。
井上 あれはたとえば1パターンであっても、ドネアの動きによっては当てはめがいくつもできるんです。

――当てはめ。リング上のその場その場で瞬時にチャッチャッと組み合わされるわけだ。
井上 そうですね。戦いながら何となく「あ、ちょっと距離が違うな」とか、まず1ラウンド目はそんな感じでパズルを組み立てていくんです。

――太田光亮トレーナーとのミット打ち、ああいう場でそのパターンを構築していく。
井上 はい。たとえば「バトラーの映像観ましたか?」から、こうですよね、ああですよねと話をしながら。それで太田さんと次の相手に対するミットの相性を合わせていきます。

――そういえばドネア戦の前の練習で、井上浩樹とパターンを想定したマスをしていました。まさにドネアと戦っている動きに見えたものです。
井上 あの時は完全にドネアへのジャブ対策でしたね。自分がジャブを打つ、ドネアが右のカウンターを打つ、その話ばかり浩樹としてました。…

 ドネア再戦のほかPFPトップに到達して変化すること、井上ボクシングのエッセンス等々……井上インタビューの記事全文は発売中のボクシング・ビート8月号に掲載しています。
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