元世界王者の岩佐亮佑、新鋭ラミドに完敗で引退表明 三代大訓も初黒星――TBプロ興行波乱
2023年4月15日 18時44分
2023年4月15日 18時39分
WBOインターナショナル・ミドル級タイトルマッチが15日、韓国・仁川のパラダイスシティで開催されたTBプロモーション(伊藤雅雪代表)興行のメインで行われ、挑戦者の竹迫司登(ワールドS)は王者ミーリン・ヌルスルタノフ(カザフスタン)に8回2分33秒TKO負けした。
東洋太平洋王者の竹迫が世界上位ランカーにアタック。初回からジャブを軸に右を上下に打ち分けるアグレッシブな立ち上がりを見せた。リーチで上回るヌルスルタノフはフットワークとボディワーク、ブロッキングを使いながら竹迫のアタックをしのぎ、ジャブ、左フックを合わせていく。初回からエキサイティングな攻防となった。
竹迫は圧力をかけるものの、ヌルスルタノフは打ち終わりにパンチをまとめるのがうまい。3回、ヌルスルタノフは右アッパーを決めると竹迫の動きが一気に落ちる。ヌルスルタノフは上下にアッパー、フック、ストレートと多彩なパンチを打ち込んで竹迫を追い詰めた。
ヌルスルタノフは4回から再びペースを戻し、竹迫は前に出てボディ打ちで状況を打開しようと試みた。竹迫が攻勢を見せる場面もあるが、ヌルスルタノフのジャブ、左フックが毎ラウンド何発かは確実に竹迫をとらえてラウンドが進んだ。
中盤、ヌルスルタノフも疲れが見えたが、竹迫もダメージを蓄積していった。迎えた8回、ヌルスルタノフの右カウンターが炸裂すると、たまらず竹迫が後退。ヌルスルタノフが畳みかけ、ロープを背負った竹迫に右フックをカウンターで叩き込むと、竹迫がキャンバスに落下。福地レフェリーがノーカウントで試合を止めた。
強打と闘志とタフネスでヌルスルタノフに迫った竹迫だが、相手の技巧に及ばなかった。竹迫はプロ初黒星で15勝14KO1敗1分。試合後は大事をとって病院に向かった。WBC4位、WBO4位、IBF7位にランクされるヌルスルタノフは19勝11KO無敗。WBOインターナショナル王座の4度目の防衛に成功した。
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