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有川稔男がランカー対決に4回KO勝ち

2015年3月3日 21時17分

「アンタッチャブルファイト22」が3日、東京・後楽園ホールで行われ、メインイベントのランカー対決は日本ウェルター級5位の有川稔男(川島)が同8位の糸山良太(角海老宝石)に4回KO勝ちした。タイムは3分10秒。

有川は糸川から3度ダウンを奪ってフィニッシュ

 長身の有川に対し、糸山は強引に距離を詰めて左右のフックでプレッシャーをかけた。有川はこれをブロックで対処し、中間距離からは右ストレートなどをヒット。2回、離れ際に有川が右を打ち下ろすと、糸山が膝からキャンバスに崩れ落ちた。

 ここを何とか切り抜けた糸山は3回から再び前に出て果敢に反撃を試みた。糸山は驚異的な粘りで右フックやボディ攻撃を決めて会場を沸かせたが、有川の右も食らってダメージは深刻に。4回、左フックで2度目のダウンを喫すると、ラウンド終了間際に再び左フックで崩れ落ち、10カウントとなった。有川は10勝8KO4敗。4試合連続で勝利から見放された糸山は10勝5KO7敗1分。

グイグイと大村を追い込む坂本(右)

◇ウェルター級8回戦
坂本大輔(角海老宝石)[TKO1回2分16秒]大村朋之(イマオカ)
 日本ウェルター級6位の坂本はゴングと同時にエンジン全開。左右の荒っぽいフックで長身の大村をロープに追い込み、早くもダメージを与えた。ラウンド終盤、右フックを叩き込むと防戦一方の大村がダウン。立ち上がったものの、続く坂本のラッシュでストップ。坂本は9勝5KO8敗2分。大村は8勝4KO7敗。

◇バンタム級8回戦
永安潤之介(川島)[負傷判定5回54秒3-0(50-47、50-46、50-45)]品部正秀(Boy's水戸)
 リーチのある永安は初回から右を効果的にヒット。前に出てくる品部に対し、その後もアッパーなどで対処した。5回に偶然のバッティングで品部が左目上部をカットしてストップ。永安は13勝3KO10敗2分。品部は7勝3KO12敗2分。

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