有明コロシアムで行われる「ボクシングフェス2015」はアンダーカードも充実。日本フェザー級タイトルマッチは、5度目の防衛戦となる王者の細野悟（大橋）と元世界王者で挑戦者1位の下田昭文（帝拳）がともにリミットの57.1キロでパス。OPBF･S･フライ級タイトル戦は、王者の井上拓真（大橋）が51.9キロ、挑戦者1位のレネ・ダッケル（フィリピン）が51.7キロで明日の試合に進んだ。

　これまで3度の世界挑戦経験のある細野はWBA同級3位を筆頭に4団体で世界ランク入りしている実力者。ここ数試合は精彩を欠いているが、今回は挑戦者に元世界王者の下田を迎えるとあってモチベーションが高まっている。元WBA世界S･バンタム級王者の下田も気合いは十分。一度は引退寸前にまで追い込まれながら再起し、今回は細野を撃破して一気に世界ランキングをいただき、再び世界戦線に浮上する意気込みだ。

　井上拓真は7月にプロ5戦目で獲得したタイトルの初防衛戦。こちらも世界4団体でランキング入りし、来年はいよいよ世界挑戦を見据える。ダッケルを相手にいいパフォーマンスを見せて世界をアピールしたいところだろう。

　さらに、デビューから無傷の16連勝（14KO）のWBOバンタム級4位、松本亮（大橋）が登場するほか、井上尚弥&拓真の従弟で元アマトップ選手、井上浩樹（大橋）のデビュー戦も組まれた。人気グループももいろクローバーZのゲストライブも行われるあすイベントは14時30分開場、15時30分第1試合試合開始。