2017年10月2日月曜日

清水聡がOPBF王座獲得、細野悟は阿部麗也に完敗

 ロンドン五輪銅メダリストの清水聡(大橋)が2日、後楽園ホール「第61回フェニックスバトル」でOPBFフェザー級王者ノ・サミュング(韓)に挑み、5回1分54秒TKO勝ち。デビューから1年あまり、プロ4戦目で初タイトルを獲得した。試合の模様は7日(土)深夜3時45分からフジテレビで放送される。

 長身サウスポーの清水は初回から左ストレートを積極的に打ち下ろしていった。6月に竹中良(三迫)からタイトルを奪ったノは頭を下げて前に出るスタイル。ボディ攻撃に活路を見出す。ノが頭から突っ込んでくるため、序盤からクリンチが多発する展開となった。

 それでも清水は嫌がるそぶりを見せず、距離を取らずにノとの打ち合いを選択。コンパクトなパンチでボディと顔面を叩き、ノを削っていく。3回はノの右を被弾するシーンもあったが、4回にボディからの連打でノをキャンバスに沈めた。

 ヘロヘロのノは清水の身体にしがみついて延命を図ったが、5回に清水が連打を決めたところでストップとなった。「身体が動かなかった」という清水は途中から作戦を変更して勝利。4勝4KO無敗。大橋秀行会長は「来年、世界挑戦のチャンスを作る」と話した。初防衛失敗のノは11勝4KO4敗。

◇S・フェザー級10回戦
阿部麗也(KG大和)[負傷判定9回57秒3-0(90-81、89-83×2)]細野悟(大橋)
 3度の世界挑戦経験があり、現在もフェザー級でWBC12位、IBF10位につける細野と、日本同級9位のサウスポー阿部の一戦。足を使う阿部が2回から細野を翻弄しかけるが、細野もプレスを強めて対抗。しかし3回、阿部が左を立て続けに決めると、試合は完全に阿部ペース。左右に動きながら面白いようにパンチを決め始めた。

 前に出ていた細野は5回、阿部のパンチを浴びてサンドバッグ状態になりかけるが、ここを踏みとどまって再び前へ出た。しかし、阿部は自在に動きながら、右ジャブ、左ストレートをヒット。7回に偶然のバッティングで眉間をカットした細野は出血がひどく、8回に左ストレートでグラつくが、それでも強打を振るって試合をあきらめない。最後は細野の出血を見て主審が試合を止めた。

 阿部は15勝7KO2敗。「フェザー級で一番強いのは細野選手だと思っていた。(これから)このフェザー級は自分が盛り上げていきます」と雄たけびを上げた。元日本、OPBF王者の細野は33勝22KO3敗1分。日本人選手に初めて敗れた。

◇51.0キロ8回戦
原隆二(大橋)[TKO2回1分37秒]シーニー・ウォラチナ(タイ)
 WBO・L・フライ級1位にランクされる原は初回からパワー全開。左右のフック、ボディブローでカウンター狙いのシーニーに襲いかかり、2回にストップ勝ちを呼び込んだ。原は23勝14KO2敗。試合後は15年9月のIBFs世界ミニマム級王者(当時)高山勝成戦に続く2度目の世界挑戦をアピールした。 

◇58.0キロ8回戦
溜田剛士(大橋)[KO2回1分42秒]アエカウィット・コンファン(タイ)
 8月に日本ユース・フェザー級座を獲得した溜田がわずか40日のスパンで大橋ジム移籍初戦。ボディから攻めた溜田は2回、右アッパーを効かせて10カウントを聞かせた。溜田は15勝13KO3敗2分。

◇S・ライト級8回戦
遠藤健太郎(大橋)[TKO1回2分58秒]宮崎辰也(マナベ)
 遠藤が初回終盤、右クロスを決めて畳みかけると宮崎がダウン。立ち上がった宮崎はフラフラで、クリンチを連発したが、ロープに追い詰められたところでストップ。遠藤は7勝6KO7敗1分。宮崎は9勝9KO10敗1分。

◇S・ライト級6回戦
クウエ・ピーター(大橋)[TKO2回2分29秒]マ・チェオク(韓)