WBC・L・フライ2位の岩田翔吉が難敵に6回TKO勝ち 世界再挑戦をアピール
2023年8月5日 16時54分
2023年8月5日 16時28分
「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」が5日、後楽園ホールで開催された。セミのL・フライ級10回戦に元WBOミニマム級王者の谷口将隆(ワタナベ)が元日本、東洋太平洋、WBOアジアパシフィックL・フライ級王者の堀川謙一(三迫)に2-0判定勝ち。世界王座陥落からの再起に成功した。スコアは96-94×2、95-95。
サウスポーの谷口は1月にメルビン・ジェルサレム(フィリピン)にKO負けを喫して以来の試合が階級アップ初戦。61戦目の43歳、大ベテランの堀川を迎えた。
スタートは互いに軽打を交換しながら距離の探り合い。谷口が2回、鋭い左ボディアッパーを何発か打ち込んでペースをつかみにかかる。堀川は3回に距離を詰め、右ショートを決めるが、スピードで勝る谷口が左ショート、左ボディアッパーを決めていった。
谷口がペースを握るかに見えたが、堀川の老かいな仕掛けは続き、5回には右フック、ボディを決めて会場を沸かせる。6回には飛び込んでのアッパーをヒット。谷口も左ストレートを決めて畳みかけた。
中盤から堀川が変幻自在に動き、谷口もやり返して接戦となった。8回、谷口の左ストレートがヒット。堀川も負けずに前へ。堀川が前頭部をカットし、谷口は鼻血を流した。終盤になっても堀川のスタミナは落ちず、9回はアッパーを軸にした堀川がやや優勢。10回も左アッパーを好打した堀川が意地を見せた。
小差の判定をものにした谷口は17勝11KO4敗。試合後、5回にアゴの骨が折れていたことを明かした。今後はL・フライ級で2階級制覇を目指す。いぶし銀のボクシングで谷口を苦しめ、拍手を浴びて退場の堀川は41勝14KO19敗1分。
◇58.0キロ8回戦
中野幹士(帝拳)[KO6回1分29秒]アルネル・バコナヘ(フィリピン)
体格で勝る日本S・フェザー級10位のサウスポー中野がジワジワとプレスをかける立ち上がり。バコナヘは鋭い右を打ち込むが、スピードとパワーで上回る中野が早速優位に立った。中野は3回、左ストレート、左アッパーでバコヘナにロープに追い込んだ。
バコナヘは柔らかく動いて中野のアタックをうまくしのいでいたが、中野は5回に左のショート、アッパー、ボディをコンビネーションでつなげて好機を作ると、6回に連打から左を決めてバコナヘをキャンバスへ。右脚を痛めた仕草を見せて10カウントを聞いた。中野は8勝7KO。バコナヘは16勝11KO8敗。
◇L・フライ級8回戦
高見亨介(帝拳)[KO1回2分40秒]ルーベン・ダディバス(フィリピン)
日本L・フライ級6位の高見がプロ3戦目。スタートはダディバスが前に出てボディ攻撃を仕掛けたが、高見はジャブ、ワンツーからボディ打ちも繰り出して一気にペースアップ。立て続けにワンツー、返しの左フックでダディバスを追い込むと、最後は左ボディでダディバスをキャンバスへ。苦しそうなダディバスに10カウントを聞かせた。思い切りが良かった高見はデビューから4連続KO勝ち。ダディバスは9勝5KO5敗。
◇ライト級6回戦
宮田彪我(帝拳)[TKO5回2分20秒]キム・ジョンホン(韓国)
B級デビューの宮田がプロ2戦目。キムは前に歩きながら出てパンチをまとめたり、いきなり頭を下げて突っ込んできたりする変則のボクシング。宮田はジャブ、ワンツーでプレッシャーをかけていった。
宮田は徐々にボディ攻撃も増やして4回、左から右を合わせてキムからダウンをゲット。この回、もう一つダウンを追加した。5回、キムは必死に抵抗したが、宮田はプレスをかけ続け、最後は右ボディから左フックのコンビネーションでキムをキャンバスへ。主審が試合を止めた。宮田は2勝1KO。キムは4勝1敗。
◇フライ級4回戦
堀江尭斗(FLARE山上)[3-0(40-36×3)]齊藤澪矢(将拳)
観衆=766人
2025年4月21日 8時18分
2025年4月21日 8時08分
2025年4月20日 20時30分
2025年4月20日 10時36分
2025年4月20日 10時08分
2025年4月20日 8時41分