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楽天チケットとマッチルームが提携 来年から日本で年3回イベント開催 契約は3年間

2023年9月28日 18時41分

 楽天チケットとマッチルームボクシング、NSN(Never Say Never)が28日、都内で記者会見を開き、3社がパートナーシップ契約を結び、2024年から3年間、年3回のボクシング・イベントを日本で開催すると発表した。

左からスミス氏、梅本氏、NSNのジョエル氏

 マッチルームボクシングCEOのフランク・スミス氏によると、新しいイベントはマッチルームのネットワークを生かして世界王者を含む世界のトップボクサーを日本に招へい。同時に日本の若いボクサーにもチャンスを与えるとのことで、スミス氏は「未来の井上尚弥を発掘するという意味でいろいろな取り組みをしていきたい」と語った。

 第1回大会は「来年の早い時期」に開催予定で、会場や出場選手は未定。マッチルームが契約する元ヘビー級3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英)らスーパースターの登場は「いまのところ計画にはない」。これまでに契約した日本人選手もいない、という状況だ。

 楽天チケットの役割はイベントへの出資、チケット販売のほか、楽天グループのさまざまなサービスを利用したイベントのサポート―の3つ。3年間で9イベントについて出資する契約になっている。まったくゼロからのスタートであり、スミス氏が「最初からうまくいくとは思っていない」と認めるように、3年間で結果を出して4年目以降につなげるという青写真を描いている。

 また、放送について同社の梅本悦郎社長は「グループ全体で総合的なサービスを考えている。契約で定められた地域で我々が放送することを検討する」と語った。楽天グループは楽天TVを抱えており、プロバスケットボールのNBAなどを配信している。

 このプロジェクトは、NSNが「日本でボクシングのイベントができないか」と楽天に持ちかけたのが始まりだという。NSNはサッカーの世界的スター選手アンドレス・イニエスタが楽天グループのサポートを受けるヴィッセル神戸に移籍する際に携わり、これをきっかけに日本で事業を続けている。

 梅本社長によると、楽天グループは昨年から海外の一流イベントを日本に誘致し、チケット販売のみならず、さまざまなエンタテインメントサービスを提供しようという流れができていた。そこで楽天とNSNが「世界最高のプロモーター」であり、これまでにおよそ20カ国でボクシング・イベントを開催しているマッチルームに声をかけ、3社の提携にいたった。梅本社長は「世界有数のイベントを日本に招待するというのが根底にある」と今回のプロジェクトを説明した。

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