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引退ボクサーに地方移住とものづくりを提案 燕三条の体験ツアーに元日本王者ら参加

2023年11月6日 15時59分

 元日本ランカーの小林秀徳さんと川崎新田ジムの新田渉世会長がプロボクサーのセカンドキャリアと地方移住を組み合わせた「アスリートのものづくりセカンドキャリア体験ツアー in 燕三条」を先月28、29日に実施し、元日本チャンピオンらが参加した。

体験ツアーの参加メンバー

 体験ツアーに参加したのは元日本ウェルター級暫定王者の坂本大輔さん、元日本フェザー級王者の大橋健典さん、2011年全日本バンタム級新人王の尾島祥吾さんら元ボクサー、関係者ら15人。

 参加者は新潟県三条市内の工場見学、職人さんの指導によるものづくり体験、地元経営者との懇親会に参加したほか、地元の温泉や食事を楽しみ、燕三条を知ることに努めた。また、ボクシング関係者は地元のジムで子どもたちにボクシング指導を行い、双方で交流を深めた。

ものづくりを体験

 この企画は三条市で工場を営む小林さんと新田会長が企画したもので、三条市の地方移住プロジェクトとアスリートのセカンドキャリア支援プロジェクトがコラボレーションする形となった。

 ツアーに同行した新田会長は「参加者から、体づくりをして試合に臨むボクサーと“ものづくり”は共通する部分が多いというコメントをもらった。今後もボクサーと三条の定期的な交流を行い、お互いがボクシングを身近に、三条に身近に感じられるような関係を築きたい。今後は三条が現役のトレーニングキャンプ地にもなればと考えている」と将来の展望を語った。

地元の子どもたちにボクシングを指導
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