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日本12位の平野岬、プロ10戦目をTKOで飾る 福岡・春日の興行

2023年12月10日 23時41分

 10日昼、ボクシング興行「青少年育成チャリティDream Fight Series 25th」が、福岡県春日市のクローバープラザで全7試合開催され、メインのS・バンタム級8回戦は、日本同級12位の平野岬(三松スポーツ)と諏訪亮(SUN-RIZE)が対戦。今年2度目となる自主興行でのメインイベンターを務めた平野が、7回1分19秒T K O勝ちをおさめた。《西村華江》

諏訪を攻める平野㊧

 互いに間合いを測るためのジャブの差し合いで静かにスタートしたが、平野が右ストレートを好打してその均衡を破る。「前戦から意識している」という相手との距離を、これまでより短く取り、力強い右を要所で打ち込んでいく。

 対する諏訪も2回、「普段は待ちのボクシングだが、今日は攻めていく作戦だった」というとおり、積極果敢に前に出て右をヒットし挽回を図りにいく。が、平野は左ボディストレートや緩急自在で多彩な左を打ち込んで諏訪を中に入らせず、形勢を引き戻してペースを掌握し始める。

 5回、平野は右アッパーからの左ストレートで諏訪を下がらせて、右でアゴを襲い、仕留めにかかったものの、諏訪は反撃し粘りをみせる。すると、平野は左ジャブと同じタイミングで時折出す、いきなりの右や左ボディストレートで相手を困惑させていく。

 7回、平野は狙い澄ました右ストレートを諏訪のアゴへ的中させると、今度は一気呵成に詰めて、連打で畳みかけた。ここで崩れ落ちていく諏訪に、駆け寄ったレフェリーがストップをかけるのと同時に、コーナーからタオルが投入された。

 自己採点は50点と厳しかったが「今日はいい誕生日になった。練習の質を上げてもっと頑張ります」と群雄割拠のS・バンタム級で上を目指していく平野は、9勝3KO1敗。諏訪は13勝2KO6敗。

判定勝ちしたミドル級日高㊧

 この日はメイン以外の前座はすべて4回戦。セミファイナルのミドル級戦では、日高健次(ウエスタン延岡)と瑞山征一郎(三松スポーツ)が対戦。重量級ならではの迫力ある打ち合いが繰り広げられ混戦となったが、初回に右ストレートでダウンを奪った日高が2-1の判定勝利をおさめた。スコアは38-37×2、37-38。

観衆=800人

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