武居由樹がモロニーに大差勝ちで世界王者に バンタム級メジャー4団体を日本選手独占
2024年5月6日 20時52分
2024年5月6日 19時41分
WBAバンタム級タイトルマッチが6日、東京ドームで行われ、王者の井上拓真(大橋)が挑戦者1位の石田匠(井岡)に3-0判定勝ち。2度目の防衛に成功した。スコアは118-109×2、116-111。
兄弟初の同時防衛を狙う拓真に、およそ6年半ぶり2度目の世界タイトルマッチを迎えた石田が挑んだ。前回のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)戦でひと皮向け、進境著しい拓真と、この一戦にボクシング人生をかける石田との激突だ。
長身の石田が得意のジャブを差し、拓真が絶妙にそれを外していく。2分すぎ、拓真がジャブを出すタイミングで、石田のジャブを出すと、これがカウンターとなって拓真のアゴをとらえ、拓真がダウンする波乱の幕開けとなった。
拓真はこれで慌てなかった。ジャブを軸に冷静に立て直し、3回には距離を詰めて右アッパー、左ボディで石田に迫る。4回も近距離の攻防。石田は受けた立つが、拓真の右が何度か石田の顔面をとらえた。
石田は距離を取らず、前に出ての戦いだ。時折いいジャブを放つものの、なかなか右にはつなげられない。拓真はジャブからワンツー、いきなりの左フックなど多彩なパンチを繰り出すが、ヒットのあとが続かない。石田はスピードのある拓真にパンチを打ち込めず、拓真が優勢ながら膠着した展開が中盤は続いた。
石田は9回、プレスを強めた。ディフェンスのいい拓真を崩すことができないが、最後に右を一発当てた。10回、両者は足を止めて打ち合う。拓真の右アッパーを軸に有効打を重ねるが、石田も気迫で手を出した。
11回も拓真が右を巧打するが、石田は被弾しながらも向かっていく姿勢を崩さない。それでも互いに決定打は生まれず、終了のゴングが鳴った。
拓真は20勝5KO1敗。石田は34勝17KO4敗。
拓真は勝利者インタビューで「想像以上のジャブがやりづらく、苦戦はしましたけど、唯一の収穫は競り勝てたことです。こんな内容では統一戦とか言ってられない。課題をクリアして強いチャンピオンになりたい」と話した。
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