12.15「U-NEXT BOXING」西田凌佑防衛戦、ボクシングファンが楽しめる充実の前座カード
2024年12月9日 8時39分
2024年12月9日 1時47分
8日昼、山口県宇部市のココランドでボクシング興行「BOX-5 Destroy」が、全10試合開催され、メインのバンタム級8回戦は、酒井大成(宇部BS)とテルのび太(LUSH緑)が対戦。1年半ぶりの地元開催で初のメインイベンターを務めた酒井が2−1の判定で、元日本ランカー相手にA級初戦で嬉しい勝利を飾った。スコアは76-75×2、75-76。《西村華江》
初回、アグレッシブで多彩なパンチの繋ぎで攻め入るテルが、相手をロープ際に詰め右を叩き込むと、酒井は腰から崩れ落ちた。早々にテルが主導権を握るかと思われたが、「気持ちが折れたらダメと決死の思いで戦った」と語った酒井は、闘志をみせ踏ん張り続ける。
ラウンドを重ねるごとに激しい打ち合いが増す中、酒井は見栄えのいい右オーバーハンドをヒットし会場を沸かせる。が、テルは右ボディーアッパーから左フック、右ストレートを上下に散らすなどコンビネーションで応戦。
互いに一歩も引かない接近戦となり、バッティングで酒井は左目上、テルは両目上をカットし流血戦ともなる中、互いに決定的な場面はつくれず終了のゴングとなった。どちらが勝者でもおかしくない内容だったが、地元の声援を味方につけた酒井が僅差の勝利を掴みとった。
この日のために駆けつけてくれた、古巣・角海老宝石ジムの奥村健太トレーナーの前で、見応えある激闘を披露した酒井は、6勝2KO6敗3分。「勝てたと思ったが」と悔しい結果となったテルのび太は、7勝3KO6敗2分。
◇S・バンタム級6回戦
三宅寛典(ビッグアーム)[3-0(58-56×3)]前村隆気(宇部BS)
世界2階級制覇・亀田和毅や日本フェザー級王者・松本圭佑とも戦ったことのある三宅がキャリアの差を見せた。ほぼ半身のスタンスから独特のテンポで放つ三宅のジャブに対応できない前村。左右ボディーから上へ繋げ打開を試み、最終回は接近戦へ持ち込んでみせるも、三宅が右アッパーを起点に連打でも打ち勝ってみせ、2年ぶりとなった試合で連敗脱出した。
◇バンタム級6回戦
長井京志朗(宇部BS)[TKO2回3分02秒]デンチャイ・ソンアサー(タイ)
長井はのっけからプレスをかけデンチャイをロープに詰めると、ワンツーの右ストレートを軸に連打で畳み掛ける。タイ人は左右にサークリングしながら右カウンターを狙うものの、被弾を回避するので手一杯といった様相。2回、長井は再びタイ人をロープ際へ追い込むと、ワンツーからの左ボディーで相手のレバーを完璧に捉え試合を終わらせた。
◇47.0kg契約女子6回戦
松尾亜生理(宇部BS)[3-0(60-54×3)]ポーンピモン・ポーンタエム(タイ)
丁寧に左ジャブを突いて距離を測りながら、要所で右打ち下ろしを放ち攻めていく松尾に対し、ポーンピモンは松尾の右に左を合わせていく。徐々にプレスを強めて右ストレートや返しの左フックをヒットし主導権を握った松尾は、サークリングをしながら右を打ち返すだけになったタイ人を完璧にコントロールして完封勝利し、一年ぶりに白星を飾った。
◆バンタム級4回戦
井上雄辰(宇部BS)[TKO1回2分12秒]向井光(ビッグアーム)
◆S・フェザー級4回戦
鈴木雄風大(YANAGIHARA)[3-0(40-36×3]松冨祥大(宇部BS)
◆53.0kg契約4回戦
鶴丸潤知(折尾)[3-0(39-36×3)]長井真太朗(宇部BS)
◆フェザー級4回戦
河端貴斗(宇部BS)[1-1(39-37、37-39、38-38)]宋龍輝(白銀)
◆フェザー4回戦
入江寛大(竹原)[TKO4回1分]若松光舶(宇部BS)
◆アトム級女子4回戦
坂井えな(宇部BS)[3-0(40-36×2、39-37)]田中歩未(FUKUOKA)
観衆=1,000人
2025年1月19日 22時39分
2025年1月19日 2時53分
2025年1月19日 0時01分
2025年1月18日 16時55分
2025年1月18日 16時45分
2025年1月16日 18時24分