米国で防衛成功の晝田瑞希が会見「すばらしい経験だった」 次戦も米国開催の方向
2025年1月28日 18時04分
2025年1月28日 14時29分
ライトヘビー級注目の一戦、デビッド・べナビデス(米)×デビッド・モレル(キューバ)の12回戦が今週末に迫った。無敗の強豪同士のサバイバル戦はいったいどんな試合になるのか。ここではまず29勝24KO無敗の右パンチャー、「メキシカン・モンスター」ことべナビデスの横顔を紹介する。《試合は2月2日(日)午前10時~WOWOWエキサイトマッチSPで生中継される》
元WBCスーパーミドル級王者で、現在WBCライトヘビー級暫定王者のデビッド・ベナビデス(米)は1996年12月17日、アリゾナ州フェニックス出身の28歳。父ホセ・シニアの手ほどきで4歳年長の兄ホセ・ベナビデスとともにグローブを握った。アマチュア全米クラスの大会で多くのタイトルを獲得し、プロではテレンス・クロフォードに挑戦歴がある兄に比べて、デビッドはアマチュア歴が15勝(無敗)と少ない。13歳の時、ウェイトが250ポンド(約114キロ)もあったデビッド。当初ジムワークはダイエットの目的もあった。また父は「プロ入りを前提に教えたため、アマチュアのクセをつけたくなかった」とも明かしている。
13年8月、アリゾナ州から国境を渡ったメキシコ・ソノラ州でプロデビュー。まだ16歳だった。その後7戦目までメキシコでリングに上がった。ようやく18歳と3日、年齢制限をクリアして地元フェニックスに登場。以後、プロ11戦目をメキシコで行った以外はすべて米国リングで戦っている。17年5月に元IBF・S・ミドル級王者ジェームズ・デゲール(英)に挑戦歴があるロヘリオ・メディナ(メキシコ)に8回KO勝ちで世界ランキングを上昇させた。
同年9月、ロナルド・ガブリエル(ルーマニア/米)とのWBC世界S・ミドル級王座決定戦で2-1判定勝ち。18年2月、ダイレクトリマッチで3-0判定勝ちし返り討ち。しかし同年8月、WBCが実施した抜き打ちドーピング検査でマリファナの陽性反応が検出され、WBCはベナビデスを休養王者へシフト(実質的なはく奪)した。
19年9月、ベルトを継承したアンソニー・ディレル(米)に9回KO勝ちで2度目の王座に就く。初防衛戦はコロナ禍で延期になり20年8月、ロアメル・アングロ(コロンビア)と対戦。ベナビデスは計量でS・ミドル級リミット168ポンドを2.8ポンド超過する170.8ポンドをマーク。2度目の王座はく奪となったが、試合では10回終了TKO勝ちを収めた。
ここから私生活に規律と節制が徹底され、キャリアが上昇した。21年に入りローランド・エリス、キーロン・デービス(ともに米)の実力者をストップ。22年5月、ゲンナジー・ゴロフキンに挑戦したデビッド・レミュー(カナダ)を3回TKO勝ちで一蹴しWBC・S・ミドル級暫定王者に君臨。同級統一王者サウル“カネロ”アルバレスとの対決が一躍クローズアップされた。
23年3月、元IBF世界S・ミドル級王者カレブ・プラント(米)とラスベガスで対戦。激しい打撃戦の末、ベナビデスが3-0判定勝ち。強敵に明白な勝利を収めた。続いて同年11月、これも実力評価が高い2階級制覇王者デメトゥリアス・アンドラーデ(米)に6回終了TKO勝ち。一段と株を上げ、カネロとの一騎打ちは全階級を通じてファンが待望する屈指の好カードとなった。
しかし盛り上がる対戦機運にもかかわらず、カネロはベナビデスを避ける態度を貫いた。これは、それだけベナビデスが一目置かれている証拠だとも推測されている。一向に交渉がはかどらない展開にシビレを切らしたベナビデスはライトヘビー級進出を決意した。昨年の最新戦で元同級WBC王者オレクサンドル・ゴズディク(ウクライナ)に3-0判定勝ちでWBC暫定王座に就いている。
身長188センチ、リーチ195センチと体格に恵まれ、フレームはヘビー級でも通用するのではないかといわれる。そのフィジカルを活かして圧力をかけ、ボディー、顔面へ重厚な連打を浴びせ、相手を傷めつけるアグレッシブなボクサーパンチャー。ニックネームの“メキシカン・モンスター”は元ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏に命名された。台頭時にはロサンゼルスやビッグベアでプロの世界王者とのスパーリングで腕を磨いた。またゴロフキンとも約40ラウンドのスパーリングを経験している。父はメキシコ人、母はエクアドル人と生粋のラテン系。オフはシアトルにある家で家族と暮らしている。
ベナビデスとモレル、全勝のスター候補が激突! 井上尚弥と拳を交えたフルトンの再戦も! WOWOWでエキサイトマッチSPとして生中継!
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2025年2月5日 10時50分
2025年2月4日 11時23分
2025年2月3日 19時02分
2025年2月3日 15時13分
2025年2月3日 8時36分
2025年2月2日 19時56分