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米国で防衛成功の晝田瑞希が会見「すばらしい経験だった」 次戦も米国開催の方向

2025年1月28日 18時04分

 17日に米カリフォルニア州コマースでマリベル・ラミレス(メキシコ)に8回負傷判定勝ちでWBO女子世界S・フライ級王座の防衛を果たしたチャンピオン晝田瑞希(三迫)が28日、都内のJBC(日本ボクシングコミッション)で帰国会見を行った。

会見に臨んだ晝田(右は三迫会長、左加藤トレーナー)

 アメリカ戦の感想を聞かれた晝田は「すごく観客のアンサーを感じました」。現地ではリングウォークのコスチュームや試合後のバックフリップなど、いつも通りのパフォーマンスを披露した。試合内容はもちろん、これらに対する反応もよく、「やればやる分だけ応えてくれる」と実感したのだという。

 戦前唯一の心配事だったのは、アメリカの「チーム晝田」がしっかり機能するかどうかだった。これまでに何度も渡米してマニー・ロブレス氏のもとでトレーニングし、信頼関係を築いてきたが、普段日本で指導を受ける加藤健太トレーナーとの即席チームが試合でうまくいくかは本番になってみないと分からなかったからだ。

 しかしそれも杞憂だった。「加藤さんは“向こうのチームに入れてもらう”というスタンスで、とにかく選手のやりやすいようにしてくれた。加藤さんの人間性のおかげです」と晝田はしきりに感謝していた。「アメリカで勝負するならアメリカでチームを作らないといけない。昨年はその準備に充てる一年だったと思います」と加藤トレーナーは語っていた。

 試合内容については「正直もっといい試合をしたかった」と満足していない。今後は「自分の得意とする出入りのボクシングを今一度極めたい」と語った晝田。今回の米国戦を「すばらしい経験になりました」と総括した。

 三迫貴志・三迫ジム会長によると、晝田の次戦は春ごろに指名防衛戦になるが、これも米国で開催する方向という。晝田は「男子の世界チャンピオンのように日本の大きな興行にも出たいし、そのためにもアメリカで結果を残していくのが先かなと思っています」と意欲を見せた。

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