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デイビス-ローチ戦前座で2団体のS・ライト級戦 WBAバレンスエラは平岡アンディの標的

2025年2月27日 17時34分

 WBAライト級チャンピオン、ジェルボンテ・デイビス(米)の9ヵ月ぶりの試合が間近に迫った。3月1日(日本時間2日)、ニューヨークはバークレイズセンターのリング。デイビスはWBA・S・フェザー級王者ラモント・ローチ(米)の挑戦を受ける。《試合は3月2日午前10時~WOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで中継される》

 デイビスvs.ローチと同じリングでは、2団体のスーパーライト級タイトルマッチが行われる。WBA戦は、王者ホセ“ラヨ”バレンスエラ(メキシコ/米)がゲーリー・アントゥアン・ラッセル(米)と初防衛戦。

平岡アンディの標的でもあるバレンスエラ

 フェルナンド・モンティエル、ホルヘ・アルセといった軽量級の王者を輩出したメキシコ・ロスモチスで生まれたバレンスエラ(14勝9KO2敗=25歳)は幼い頃、家族に連れられて米国シアトルへ移住。プロ入り12戦目で三浦隆司らと対戦した“激闘王”フランシスコ・バルガスに初回KO勝ちしスポットライトを浴びた。しかし次戦で、シャクール・スティーブンソンとWBCライト級王座を争ったエドウィン・デ・ロス・サントスに3回KO負け。再び躍進し始めたのは、元WBAライト級暫定王者クリス・コルバートとの第2戦でKO勝利を飾ってからだ。そして1階級上のWBA・S・ライト級王者“ピットブル”イサック・クルスに挑み判定勝ち。念願成就した。

 “ラヨ”(稲妻)バレンスエラはサウスポーの強打者であると同時に、クルス戦ではアウトボクシングのスキルを披露して番狂わせを起こした。クルス戦から名将ロバート・ガルシア氏に師事し、向上に努めている。WBA1位平岡アンディ(大橋)の標的でもある。

 ラッセル(17勝17KO1敗=28歳)は元WBCフェザー級王者ゲーリー・ラッセルを兄に持つラッセル兄弟の一人。PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)傘下でキャリアを進め、デビュー以来全勝全KO。昨年、アルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国)とWBC・S・ライト級暫定王座を争ったが、2-1判定負けで戴冠は成らなかった。

 戦績が示す通りのハードパンチャーで、一撃の威力だけではなく重厚な圧力をかけながら相手の戦力を減退させていくタイプ。2度目の世界アタックで勝利がマストの状況だが、プレッシャーとの戦いをどう克服するかも勝負のキーとなるだろう。

プエジョ

 もう一つのWBC戦は、デビン・ヘイニーの休養王者降格で正規王者にシフトしたプエジョがこれもV1戦。プエジョ(23勝10KO無敗=30歳)は22年にWBA・S・ライト級王座を獲得。決定戦でバティル・アクムドフを攻略したのだが、これは戦わざるをして“無冠”になってしまった。ドーピング検査で失格したためだ。その経過があいまいなままWBC(暫定)王座獲得のチャンスが与えられたのだが……。

 それは別として、プエジョは21年に2度出場した後、22年から24年までは1度ずつしかリングに上がっていない。実戦感覚の不安が指摘されるが、イスマエル・サラス氏のもとラッセル戦に続く勝利を誓う。

 挑戦者のサンドル・マルティン(スペイン=42勝15KO3敗)は21年4月の米国初陣で4階級制覇王者マイキー・ガルシアに判定勝ちする殊勲。1試合はさみ、現WBO・S・ライト級王者テオフィモ・ロペスに2-1判定負けと善戦した。WBCの指名挑戦者となってからなかなか挑戦は実現せず、今回は15ヵ月ぶりの試合となる。

 31歳のサウスポーは22年にキコ・マルティネスがIBFフェザー級王座を失って以来のスペイン人世界王者を目指す。S・ライト級では1970年代のぺリコ・フェルナンデス、ミゲル・ベラスケス以来の王座獲得がかかる。

 また同じリングではS・ウェルター級上位のヨエニス・テジェス(キューバ=9勝7KO無敗)が元同級2団体統一王者ジュリアン・ウィリアムス(米)と12回戦を行う。

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