ミニマム級2団体王者コヤソが明日メキシコで防衛戦 メインはセペダvsファーマー再戦
2025年3月29日 21時39分
2025年3月29日 21時30分
29日、愛知県国際展示場ホールAで行われたIBF世界フライ級タイトルマッチ12回戦は、同L・フライ級チャンピオンの矢吹正道(LUSH緑)が、王者アンヘル・アヤラ(メキシコ)から計3度ダウンを奪う圧勝。最終12回1分54秒TKOに仕留め、2階級制覇に成功した。
技術、パワー、戦術。すべての面で矢吹が圧倒した完全勝利だ。
開始から矢吹の左ジャブが冴える。スピード、キレはもちろんのこと、威力満点。アヤラもこれを感じたのだろう。右を振って強引に攻め込んでくる。そこを待ち構えていた矢吹の左フックがカウンターとなってアヤラに尻もちを着かせる。そして続く2回も同じ状況。今度は右カウンターでアヤラにヒザを着かせた。
劣勢を変えようとサウスポーにスイッチしたアヤラと矢吹の攻撃が合わさってバッティングが起こり、矢吹は右目下を、アヤラは右目上をカット。両者はこれで流血する展開に。
「目が見えづらくなって、右足も途中でつってしまった」と明かした矢吹だが、そんなことは微塵も感じさせず。その後もなめらかなフットワークでアヤラの猛攻をひらりひらりとかわしつつ、右打ち下ろし、左フックと強打を決めて、アヤラを寄せつけなかった。
矢吹のカウンターに物おじせず、左右フックを振りながら、ものすごい圧力をかけてくるアヤラに対し、矢吹が上下に差し込んでいく左ジャブが最後の最後まで冴えた。距離を取り、間合いをコントロールし、自らのリズムを取りつつアヤラのリズムを壊す。そして、ステップのスムーズさにつながる。
攻撃的アウトボクシングで完全にアヤラをコントロールし続けてきた矢吹は最終12回、ふたたび右カウンターを決めてアヤラを倒すと、立ち上がってきたアヤラを猛然と攻め、レフェリーストップを呼び込んだ。
いきなりのフライ級戦で、強豪アヤラに完勝した矢吹は、「とりあえずゆっくり休みたい。そして、5月に世界戦を控える弟(力石政法=大橋)のサポートに回りたい」と語った。18勝17KO4敗。初防衛に失敗した初黒星のアヤラは18勝8KO1敗。
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