犬塚は不敗キープ 中部のホープ勝つ
2025年4月6日 11時49分
2025年4月6日 11時44分
元WBOアジアパシフィック・フライ級チャンピオンの畑中建人(畑中)が8ヵ月ぶりのリングで派手なダウン応酬の末逆転KO勝ち――。5日名古屋市昭和スポーツセンターで行われた畑中ジムの興行のメインカード、S・フライ級10回戦に出場した畑中は、比国のベテラン、ウィルベルト・ベロンド(比国)に6回2分48秒KO勝ち。再起戦を飾るとともに階級を上げての初戦をものにした。
「再起戦の相手にしては強すぎた……」とこれは試合後の畑中本人の弁だが、会場のファンも同じ感想を抱いたのではないか。ベロンドはこれまで何度も日本選手と対戦して負けているが、パンチは「17勝6KO8敗」の戦績が信じられないほど強そうだった。畑中も3年前に12回を戦って判定勝ちした村地翼(駿河男児)から聞いて警戒していたが、立ち上がりにいきなりひっくり返された。初回ジャブの差し合いでまさかのダウン。体がまだほぐれていない初回はダウンが起きやすく「効いてはいなかった」(試合後の建人)というが、前途多難を思わせる立ち上がりだった。
2回にも右ストレートを決められた直後に連打を浴びて畑中は崩れ落ちた。ダメージも深刻そうだったが、しかしこのピンチにも畑中はしっかり応戦し、右ストレートを決めて反撃の構え。ここで両者ほぼ同時に右を放つと、倒れたのはベロンドのほうだった。
その後の畑中は立ち上がりの危なっかしさこそ消えたものの、ベロンドを完全にコントロールはできず回を重ねた。しかし6回に入り連打から左フックをボディーに叩き込むと、ベロンドたまらず崩れ落ち、飯田主審が10カウントを宣告した。
勝った建人は喜びを爆発させ、セコンドを務めた父・清詞会長と抱き合った。「勝ちたかった……これで負けたら2年間勝てないことになるから」としみじみ。「ヒヤヒヤした」と父・畑中会長。これで建人(26歳)は16勝11KO1敗。S・フライ級で「タイトルにからんでいきたい」と言いつつ、ストレスなく落とせるようなら、フライでやることも考えると語っていた。
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