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メイウェザーがマイダナに2-0判定勝ち

2014年5月4日 14時27分

 WBA・WBC世界ウェルター級王座統一戦が3日(日本時間4日)、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われ、WBC王者のフロイド・メイウェザー(米)がWBA王者マルコス・マイダナ(アルゼンチン)を2-0判定で下し、王座統一に成功した。スコアは114-114、117-111、116-112。

メイウェザー(右)は後半にマイダナを突き放す

“THE MOMENT”(その瞬間)と銘打たれたメイウェザーとマイダナの一戦。まず盛り上げたのはマイダナだ。頭を下げてメイウェザーをロープに押し込み、まるでクロールを泳ぐかのようにラフな連打を繰り出した。まともにヒットしてはいないものの、大観衆にアピールするには十分だった。

 メイウェザーはその後もロープを背負う場面が多く、クリンチの多い試合となった。それでもメイウェザーはロープから抜け出すとジャブを上下に打ち分け、右ストレートもヒット。距離を取れば力量の差は明らかだ。マイダナは愚直に前に出続け、4回にはマイダナの頭でメイウェザーが右目上部をカットした。

 中盤からメイウェザーのボディショット、接近戦でのショートパンチが効いてきたのか、マイダナは少しずつペースダウンしていった印象。メイウェザーは9、10回に中間距離から右を効果的にヒットさせた。マイダナは11、12回に再び力をみなぎらせて前に出たが、効果的なパンチをあてることはできなかった。

 試合後「厳しい試合だった」と振り返ったメイウェザー(37)は戦績を46勝26KO無敗とした。「私が勝ったと思っている」とコメントしたマイダナ(30)は35勝31KO4敗。Photo/SUMIO YAMADA

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