11日、大阪市住吉区民センターで行われた六島ジムの興行「六島四天王」には同ジムの看板選手4人が出場。メインを張った前WBA世界Sフライ級王者の名城信男はインドネシアSバンタム級4位イワン・キーに3回1分42秒KO勝ちした。=写真上=
思い切りのいいパンチを飛ばしてくるキーに対し、名城はすばやいシフトチェンジ、リターンでプレス。2回に左右フックをまとめてキーをまず倒すと、この回にもう一度ダウンを追加。3回もキーの反撃を落ち着いて外し、右強打で3度目のダウンを奪い10カウントを聞かせた。5月のカサレス戦以来の再起を飾り「まあまあでした」と話した。
同じく再起戦のリングとなった前日本バンタム級チャンピオンの安田幹男はラファエル・パンガリヴァン(インドネシア)を初回KO。立ち上がり、右ストレートから返しの左ボディーを炸裂させた安田。たまらず倒れたパンガリヴァンは立ち上がったが、すぐさま2度目のダウンを奪われ、10カウントを数えられた。=写真下=
また六島ジムのホープ、向井寛史はアニス・セウフィン(インドネシア)に8回判定勝ち。2回3回と計3度のダウンを奪い圧倒したが、セウフィンも粘りKOに結び付けることはできなかった。これで4勝無敗。 もうひとり、日本Sウェルター級ランカーの細川貴之は津田修吾(仲里ATSUMI)を上下に攻め立て、7回ストップに追い込んだ。