初防衛戦に臨んだWBC世界フェザー級王者エリオ・ロハス(ドミニカ共和国)が20日(現地時間)敵地メキシコ・メリダで、挑戦者3位グティ・エスパダスJr(メキシコ)に3-0判定勝ちを飾った。
試合はスピードに勝るロハスが前半からペースを掌握。地元ファンの声援をバックに前進するエスパダスの出鼻にパンチを散らせてポイントを奪う。7回、反撃して満員で埋まった会場を沸かせたエスパダスだが、王者のスピードとスキルに追従できない。ダメージは与えられないものの、ロハスは終盤も余裕の試合運びを見せ、危なげなくポイントアウトした。
粟生隆寛(帝拳)から奪った王座のV1に成功したロハス(27歳)は22勝13KO1敗。9年ぶりのベルト獲得に失敗した元王者エスパダス(35歳)は45勝28KO8敗。
同じリングではWBCユースS・フライ級王者カルロス・クアドラス(メキシコ)が同国のオスワルド・ロドリゲスに5回2分12秒TKO勝ちで防衛。