9日エディオンアリーナのセミ、OPBFライト級タイトルマッチは王者の中谷正義(井岡)が挑戦者14位のゲーオファー・トープアマート(タイ)に3-0判定勝ち。7度目の防衛に成功した。スコアは115-113、116-113、118-110(いずれも日本人ジャッジ)
WBA15位、WBC6位、IBF13位にランクされ、OPBFベルトを3年以上保持している中谷。この日の相手ゲーオファーはわざわざ倒れにやってきたようなタイ人ではなく、中谷も左ジャブをびゅんびゅんと飛ばしては出れない。序盤から互いに探り合うようにして隙をうかがう。
ゲーオファー(23勝16KO1敗)はカンと目がよく中谷のパンチに時折右を合わせる場面も。しかし積極的に前に出るタイプではなく、チャンピオンがフェイントを駆使しつつ上下への左ジャブ、右ストレートで加点した。
中盤以降はもっと仕掛けの多いアクションが期待されたが、中谷も最後まで警戒を解かない。最終回に右ストレートでゲーオファーのバランスを崩したが、決定打は打ち込めなかった。勝った中谷だが「しょうもない試合やった」と笑顔はなし。これで14戦全勝8KO。