3階級制覇狙う田中恒成 あすWBO12位バルドナド戦
2018年3月30日 18時07分
2018年3月30日 14時17分
カオサイ、シリモンコン、ウィラポン、ポンサクレック……。独特の響きを持つタイ人選手のリングネームは、日本のファンに長年親しまれてきた。そのタイ人選手のリングネームの使用が日本国内で4月1日から原則禁止となる。日本ボクシングコミッション(JBC)が告示した。
なんだかちょっと寂しい気もするが、JBCがこれを禁止するには訳がある。それはタイ人選手が複数のリングネームを使い分けるため、同一人物なのに複数の戦績が存在してしまい、結果としてJBCが正確な戦績を入手できなくなってしまうからだ。
JBCによると、2008年に18人だった招へい禁止ボクサーは16年に急増して51人、17年は60人となっている。その主な理由は「実力不足」や「無気力試合」だが、かつてはなかった「複数戦績判明」という理由も16年に3人、17年に2人をカウントした。表に出ている数字以外にも、招へい前に複数戦績が発覚し、招へい自体を認めなかった例もあるというから、実際の数字はもっと多いと予想される。
複数リングネーム、複数戦績が問題に
外国人選手が日本で試合をする場合、JBCは必ず戦績をチェックする。あまりに実力差があると判断された場合は、安全管理の立場から試合を許可しない。
また、同じ理由で、KO負けが続いている選手や、試合間隔が2週間以上あいていない選手の試合も許可していない。つまり、試合を許可するか、しないかの判断には、正確な戦績が不可欠であり、管理を本名に一元化することで、これを実現しようという考えだ。
ちなみにアメリカでは、タイ人選手をリングネームではなく、本名で表記する傾向がみられる。1月にルーカス・マティセーとWBAウェルター級王座を争ったテーラチャイ・クラティンデーンジムは本名のテワ・キワムと表記され、WBC世界S・フライ級王者シーサケット・ソールンビサイも2月のフアン・エストラーダ戦の際、本名でコールされていた。
JBCはこうした流れも考慮した上で今回の決定をくだしたという。ただし、本名の使用はあくまで原則とし、シーサケットら著名選手が来日した場合は「そのときに判断する」とのこと。もちろん往年の名選手が来日したときは、かつてのリングネームで紹介されるだろう。Photo/SUMIO YAMADA
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