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3.30再起戦の木村翔 新パンチ&グローブでKO狙う

2019年3月14日 16時40分

 中国の上海で3月30日に再起戦が決まった前WBO世界フライ級チャンピオンの木村翔(青木)が14日、東京・高田馬場のジムで練習を公開した。

木村(左)は団体や王者に関係なく「また世界戦の舞台に立ちたい」

 昨年9月、田中恒成(畑中)に王座を奪われ、12月に練習を再開した木村は新たなテクニックを模索中。いままで少なかったフットワークはまだものにならないというものの、早くも手ごたえを感じてるのが、「いままでとは角度と軌道を変えたパンチ」だ。

 タッグを組む有吉将之会長は詳細を明かさなかったが、この必殺パンチを習得して、スパーリングではワンパンチでダウンを奪ったとのこと。それまでは連打で倒すことはあっても、一発で倒すというのは珍しいそうだ。木村も「しっかり打てているし、振り回すのではなく、コンパクトに打てていると思う」と手ごたえを感じている。

 さらに今回の試合では、アディダスのオーダーメイドグローブを使用することが決まっている。アディダスがトップ選手向けにオーダーメイドのグローブを提供するプロジェクトで、日本での第1号が木村になった。

 木村は工場の職人と直接やり取りして、自分好みのグローブを調整。「倒せるグローブですね」と納得できる仕上がりになった。上海ではOPBFシルバー・フライ級王座決定戦で、ウィチャー・プライカオ(タイ=ピグミー・ゴーキャットジム)を迎え撃つ。「しっかりKOしたい」という木村の言葉には力がこもっていた。

 なお、木村は16日、午後4時から放送されるWBO世界フライ級タイトルマッチ、王者・田中恒成(畑中)vs挑戦者・田口良一(ワタナベ)のゲスト解説を務める。試合2週間前(しかも海外)の選手が岐阜まで出かけてテレビ解説をするのは異例だが、木村は「全然大丈夫。ありがたき幸せです。全国に名前が売れるんで」と頼もしかった。

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