V2成功の田中恒成「全然うまくいかなかった」
6回までの採点は挑戦者にリード許す
2019年8月24日 19時43分
2019年8月24日 16時48分
WBO世界フライ級タイトルマッチが24日、名古屋市の武田テバオーシャンアリーナで行われ、チャンピオンの田中恒成(畑中)が挑戦者1位ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に7回2分49秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。
3階級制覇王者の田中が地元に指名挑戦者を迎えた。田中より8センチ背が低いサウスポーのゴンサレスは自分から攻めず、下がりながらカウンターを狙うボクシング。田中はジワジワとプレスをかけるが、打とうとする前に打たれたり、打ったらサイドに動かれたりと、なかなかパンチを当てることができない。
前評判通りスピードのあるゴンサレスはいきなりの左で田中に迫った。これに対し田中は3回に右をボディに集めて攻略を試みた。ラウンド終盤、右ボディをカウンターで決めると、ゴンサレスがワンテンポ置いてひざまづいた。
ゴンサレスは4回、一転して手数を増やし、出入りのボクシングを展開する。コンビネーションで攻める挑戦者に対し、田中も攻めていくがミスブローが多い。ラウンド終盤、コーナーを背負ったゴンサレスの右フックが田中の首にはいると、田中が尻もち。バランスを崩しただけのようにも見えたが、主審はダウンを宣告した。
中盤も出入りのボクシングをするゴンサレスを田中が追いかける展開だ。ゴンサレスはパンチを必ずコンビネーションで打つ。田中も6回に右ボディを連続して決めると、7回に強引に前に出てボディ攻撃でゴンサレスの動きを止めてラッシュ。左ボディで最初にダウンを奪い、さらにボディ打ちで2度のダウンを追加してフィニッシュした。
田中は14勝8KO。思い通りの試合展開とはいかなかったようだが、公約通りTKO勝ちしてほっとした様子だった。王者不在のプエルトリコにベルトを持ち帰りたかったゴンサレスは無念。22勝13KO3敗1分。
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