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コバレフがヤードを11回KO カネロ戦実現へ前進

2019年8月25日 10時49分

 ロシア・チェリャビンスクのトラクター・スポーツ・パレスで24日(日本時間25日)挙行されたWBO世界L・ヘビー級タイトルマッチは、王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)が指名挑戦者の1位アンソニー・ヤード(英)に11回2分4秒KO勝ち。元同級統一王者は3度獲得したWBO王座の初防衛戦に成功した。

ピンチをしのいでTKO勝ちのコバレフ Photo/SUMIO YAMADA

 序盤から左ジャブを口火にしたコバレフがアウトボクシングでペースをつかむ。3回、左ボディーを返したヤードだが、4回、コバレフはシャープな左右から一気に畳みかけ会場を沸かせる。その後も王者のスピードに乗ったパンチが攻防を支配。ヤードの反撃は単発に終わる。

 挑戦者の反撃は7回。攻勢をキープしたヤードは8回終盤、右でコバレフを後退させると渾身のラッシュ。左フック、右強打を食らった王者はヒザが揺れる。絶好のチャンスだったが、ヤードはパンチが空転する場面も目立った。

 ピンチを凌ぐとコバレフは9回、前進する英国人を迎撃。うまさを発揮したコバレフは10回、再び攻勢をかけ、挑戦者をコーナーに送り怒涛の連打を浴びせる。11回、抵抗するヤードだったが、相打ち気味で決まったコバレフの左を浴びて背中からキャンバスに大の字。そのままカウントアウトされた。

 前評判の高かった挑戦者をスリリングな攻防の末仕留めたコバレフ(36)は34勝29KO3敗1分。満員の会場に集まった地元ファンを熱狂させ、話題に上がるカネロ・アルバレスとの対決が具体化する様子だ。初黒星のヤード(28)は18勝17KO1敗。

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