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森武蔵が無傷の10連勝 新人王中日本vs西部日本

2019年9月15日 15時46分

 15日、愛知県刈谷市の刈谷市産業振興センターあいおいホールにて、中日本新人王と西部日本新人王の対抗戦が行われた。各階級の勝者は11月10日に、同日決定する西日本新人王と全日本新人王決定戦への進出をかけて大阪で対戦する。

 またメインで行われた57.6キロ契約の8回戦では、WBOアジアパシフィック・フェザー級チャンピオンの森武蔵(薬師寺)が登場。タイ・フェザー級1位のスントーン・パンホームに3回1分41秒TKOで勝利し、デビューからの連勝を10(6KO)に伸ばした。

快勝の森(左)とトレーナーのサラス氏

■中日本・西部日本新人王対抗戦(4回戦)
◇L・フライ級
田中蓮志(トコナメ)[3-0(40-36×2,、9-37)]脇山望(FUKUOKA)
見合う時間の長い、お互い慎重な立ち上がりだったが初回2分過ぎ、田中が大きく踏み込み右を強くヒットすると脇山がグラつく。その後の脇山はプレッシャーに押されるように回るのみで田中が打ってこないと手を出すことがほとんどない。最終回、田中は上だけでなく力強いボディもヒットし、サウスポーにスイッチする余裕も見せて押し切った。

◇S・フライ級
長嶺竜久(平仲BS)[TKO1回2分27秒]原彪真(中日)
4戦全KO勝ち。ガッチリとした体格の長嶺が強烈なワンツーで原からダウンを奪う。再開後、すぐに詰めた長嶺の連打から最後も右で、原の意識が飛び、崩れるように倒れると、レフェリーが抱き抱えて試合を止めた。

◇バンタム級
中西寛多郎(HKスポーツ)[引き分け1-1(39-37、38-39、38-38)]木村天汰郎(駿河男児)
開始から突進し、力強い左右を振る中西に対し、木村も負けじと応戦し、ともに引かないスピーディーな展開が続く。しかしキャリア1戦と思えぬ動きを見せる中西に木村のバランスは何度か崩されるがそのたびに踏ん張り打ち返す。お互い終始動きの止まらぬ好ファイトは、中西のプレスが上回った様に見えたが、木村もよく動いていた。 ※優勢点により中西が次戦進出

◇フェザー級
福永輝(沖縄WR)[TKO1回2分51秒]三輪珠輝(名古屋大橋)
強打の福永に果敢に打ち合う姿勢を見せた三輪だが、打ち合いの中の右で福永が三輪からダウンを奪う。最後も福永は右で倒して試合を終わらせた。

◇S・フェザー級
岩崎淳史(フジタ)[3-0(39-37、39-38、40-36)]長谷和紀(トヤマ)
上体をよく動かしながらスピーディーな出入りを繰り返す長谷を、岩崎はよく見て応戦する。見映えよく動き回る長谷だが、長身の岩崎の圧力と右に押される場面が増えてくる。最終回、意を決して中に入っての打ち合いに臨んだ長谷だが、岩崎の強烈なボディブローに再度バックステップを強いられた。

◇ライト級
二熊亮成(平仲BS)[KO2回1分7秒]松岡蓮(浜松堀内)
肩を揺すって中に入りたい二熊を、シャープな左右ストレートで突き離そうとする松岡。しかし2回、ロープへと追った二熊の踏み込んでの左右で松岡が吹っ飛ぶようにダウンすると、レフェリーはカウントを数え上げた。

◇S・ライト級
藤田裕崇(薬師寺)[TKO2回2分37秒]宇野凌汰(フジタ)
身長で上回る宇野が左で試合を作ろうとする。対する藤田はプレッシャーをかけてインサイドをうかがう。2回開始と同時に強引なプレッシャーで左フックを当てた藤田に、宇野は再度左で作り直すが、やはり藤田のパンチは強烈だ。スイッチして攻めこみ右からの左で豪快に倒すと、再開後の連打で宇野が崩れ落ちたところでレフェリーが試合を止めた。

◇ウェルター級
能嶋宏弥(薬師寺)[TKO3回15秒]塩尻りんたろう(鹿児島)
よく動いて積極的に左をヒットする能嶋だったが、初回中盤、本日デビュー戦の塩尻の右がクリーンヒットして一瞬動きが止まる場面も。しかし2回終始間際、右ストレートでダウンを奪った能嶋は、3回開始と同時に塩尻をロープへと追い、倒れたところで塩尻コーナーからタオルが投げられた。

◇57.6キロ8回戦
森武蔵(薬師寺)[TKO3回1分41秒]スントーン・パンホーム(タイ)
 試合開始から、クラウチング気味に構える森にまず驚いた。コーナーにはイスマエル・サラストレーナーが陣取る中、サウスポーの森が左右ストレートを上下に伸ばす。2回にはスントーンをロープへと追い、左ボディから右ボディを返す。

 3回、コーナーからサラストレーナーの「ナウ ノックアウト」の声に反応した森は、ロング右フック2発からの左で1度目。再開後の連打でスントーンから2度目のダウンを奪って試合を終わらせた。年末にもう1戦、“大きな試合”を控えているという森に、薬師寺会長も「タフな相手に腹を効かせて倒したのは良かった」と合格点を与えた。

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