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60歳まで戦った元世界王者、ソウル・マンビー死去

2019年12月20日 10時15分

 長いプロキャリアを持ち、60歳までリングに上がった元WBC・J・ウェルター級王者ソウル・マンビー氏が17日、肺病のため亡くなった。72歳だった。

Photo/Box Rec

 マンビー氏は1947年ニューヨークのブロンクス出身。ベトナム戦争に従軍した後、69年9月プロデビュー。ビルの清掃、個人タクシーなどをしながらキャリアを進めた。76年にはロベルト・デュラン、アントニオ・セルバンテスと後の名チャンピオンに敗れたが、いずれもフルラウンドの戦いに持ち込んだ。

 その後世界各地を転戦。80年2月、敵地ソウルで金相賢(韓国)に14回TKO勝ちでWBC世界J・ウェルター級(S・ライト級)王座に就いた。5度防衛後、82年6月、リーロイ・ヘイリー(米)に惜敗して王座を失った。

 ヘイリーとの再戦で敗れ、84年に当時の王者ビル・コステロ(米)に挑戦したが判定負け。90年代に入り8連敗する時期もあったが2000年までリングに上がり、08年3月突如カムバック。この時60歳。10回戦で判定負けしたが、公式レコードがある選手では最高齢記録となっている。

 ディフェンススキルに長けた選手で手数の出るタイプだった。終身戦績は85戦45勝18KO34敗6分。34敗のうちストップ負けは1度とタフネスも自慢だった。

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