トップランクのボブ・アラムCEOは同社のYouTubeチャンネルで傘下の3階級制覇王者、現WBOウェルター級王者テレンス・クロフォード（米）の次戦についても言及。WBC･IBF王者エロール・スペンスJr（米）、WBAスーパー王者マニー・パッキャオ（比）との対戦実現に意欲を見せた。

　ウェルター級のスペンスJr、パッキャオら実力者はPBC（プレミア・ボクシング・チャンピオンズ）傘下の選手が多く、テレビ放映の絡みもあり、クロフォードとの“頂上対決”はなかなか実現しない。

　このような状況でアラム氏は「クロフォードとスペンスの試合は年末までに実現しようという話がある。私はこの試合が起きるだろうと思っている」とコメント。新型コロナウイルスの影響で年内は無理だとしても、来年には実現したい考えを示した。

　また、クロフォードが口にしているパッキャオ戦については、「パッキャオと彼のチームはクロフォード戦の可能性があるか、私たちに接触してきている。スケジュールとアメリカ以外の開催地を考えたい」とし、実現の可能性を否定しなかった。

　また、IBF･S･フライ級王者ジェルゥイン・アンカハス（比）に関しては、「彼はいまフィリピンにいる。アメリカに来られるかどうか疑問だ」とし、海外に居住している契約選手のプロモートは当面、難航しそうとの見方を示した。Photo/SUMIO YAMADA