井上尚弥に敗れて以来 ロドリゲスあす登場
カード二転三転のWBCバンタム級暫定戦
2020年12月19日 8時43分
2020年12月18日 19時45分
大みそかに東京・大田区総合体育館でWBO世界S・フライ級チャンピオン井岡一翔(Ambition)に挑戦する同級1位の田中恒成(畑中)が18日、メディア向けにリモートで練習を公開した。
例にもれず田中もコロナ感染に気を付けながらの調整だが、ここまでは順調な様子。畑中清詞会長が「“恒成ジム”になっています」と胸を張るように、1ヵ月前からジムは練習生の出入りを禁止し、感染リスクを可能な限り抑えた状態で田中専用にしている。12月に入って2度(4日と17日)行ったPCR検査では、田中とチーフトレーナーの父斉さんともに陰性でまずはひと安心。
そして畑中会長が会見で明らかにしたところでは、かつて井岡に勝っている比国の4階級王者ドニー・ニエテスと電話で1時間も話し、「井岡対策を聞いた」という。「内容はお話しできません!」とメディアは肩透かしを食ったが、これには陽動作戦の狙いもある? 田中は「弱点が2個ぐらいあると、具体的に(会長から)教えてもらった」とか。
田中本人はこの日も強気だった。試合が決まってから公言しているように、井岡を倒しにいくつもりという。「(井岡は)相当な覚悟で来ると思いますが、最後の1秒まで倒しに行きます」と田中。
S・フライ級に上げて幾分減量苦から解放され、いいトレーニングも積めており、レベルアップした自分が楽しみだという。課題の1つだった集中力のキープに取り組んだことは、防御面で余計な被弾を減らすことにもつながっている。「過去最高の仕上がりです」と田中は言う。
11月の関東合宿では高校時代のライバル、前WBCバンタム級暫定王者・井上拓真(大橋)と手合わせもした。収穫は技術面のみならず、試合に懸ける思いを一層強くした。「世代交代をしたいと言っているところで、同世代の拓真とスパーリングをして、本当に俺らの世代は強いと思った。世代交代をしたいとあらためて強く思いました」
会見ではWBC王者フアン・エストラーダ(メキシコ)にも話が及び、水を向けられた田中は「エストラーダとはかみ合うと思う。勝つ自信もあるのでぜひ戦いたい」。気の早い話だが、田中の強気ぶりは今度の井岡戦に向けた自信の強さのほどをうかがわせた。
会見後にはシャドー、ミット打ち、バッグ打ちのトレーニング。相変わらずキレのある動きを見せていた。
また自身のYouTubeチャンネル「たなちゃんねる」で、あす午前10時に重大発表を行うという。Photo / HATANAKA GYM ANDRE
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