明日19日（日本時間20日）米コネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナでゴングとなるWBCバンタム級暫定王座決定戦の計量が18日行われ、前IBFバンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス（プエルトリコ＝WBC4位）、WBA同級1位レイマート・ガバリョ（フィリピン）とも117.6ポンド（53.34キロ）をマーク。リミット118ポンドを合格した。

　当初はWBCバンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ（フランス）vs.指名挑戦者ノニト・ドネア（フィリピン）が挙行される予定だったが、ウバーリがフランスで新型コロナウイルスに感染。代わってロドリゲスが抜擢された。しかし今月に入りドネアもコロナウイルス感染でアウト。同国人のガバリョが代役を務めることになった。

　ロドリゲス（19勝12KO1敗＝28）は昨年5月、英国グラスゴーでのWBSS（ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ）バンタム級準決勝でWBA&IBF統一バンタム級王者井上尚弥（大橋）に2回TKO負けして以来のリング。ブランクと精神的なショックから立ち直っているか注目される。

　ガバリョ（23勝20KO無敗）は以前WBA暫定王者だった24歳。暫定王者に就いたステファン・ヤング（米＝WBSSでドネアと対戦）、最新試合のコンファー・ナコンルアン（タイ）以外はこれといった相手との対戦がなく、今回の一戦で実力が試される。勝者がウバーリ（現在休養王者）と対戦する運びになっている。

　セミではウェルター級の王者候補ジャロン・エニス（米＝WBO9位）がクリス・バン・ヒーデン（南アフリカ）とIBOウェルター級王座決定戦。エニス（26勝24ＫＯ無敗）、ヒーデン（28勝17ＫＯ２敗１分）とも146.8ポンド（66.59キロ）でリミット147ポンドをクリアした。Photo from Amanda Westcott/SHOWTIME