明日13日（日本時間14日）米ダラスでWBA･L･フライ級スーパー王者、京口紘人（ワタナベ）に挑む同級10位アクセル・アラゴン・ベガ（メキシコ＝写真）のコーナーに同日のメインでローマン・ゴンサレス（帝拳＝ニカラグア）とS･フライ級統一戦を行うフアン・フランシスコ・エストラーダ（メキシコ）のアルフレド・カバジェロ・トレーナーが就くことになった。

　ベガ（20歳）は地元メキシコのエンセナダでアマチュア時代からコンビを組むホセ“ピジョン”ゴンサレス・トレーナー兼マネジャーの下で調整を図ってきた。しかしゴンサレス氏が米国へ渡航できなくなったため、カバジェロ氏にベガを託して京口に挑ませる運びとなった。

　カバジェロ氏はエストラーダを指導するほか先月オスカル・バルデスにKO負けでWBC･S･フェザー級王座を追われたミゲール・ベルチェルトのトレーナー。京口はバルデスのトレーナー、エディ・レイノソ氏にサポートされており、今回ベガを通してリベンジを目指す。現在メキシコではレイノソ氏と並ぶ名将との評判だ。

　ベガは以前から「倒さないと勝てない。（京口の）レバー打ちと右強打に気をつけたい」と語っており、充実したトレーニングを行っていた。またメイン・スパーリングパートナーにWBO･L･フライ級王者エルウィン・ソト（メキシコ）を起用。王者同様、必勝態勢で明日のリングを迎える。Photo by All Star Boxing Inc.