藤岡奈穂子のフライ級2団体統一ならず エスパーザに判定負けで王座陥落
2022年4月10日 15時00分
2022年4月10日 3時50分
ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とのミドル級2団体統一戦に敗れた前WBAスーパー王者の村田諒太(帝拳)が9日の試合後、日本ボクシング史上最大の一戦を振り返った。
ゴロフキンの印象を問われると、「ゴロフキン選手は強い、無理矢理でも倒してしまうイメージだったけど、実際にやってみたら強いよりもうまさが光っていて、自分のブロッキングのすき間とか、そういうところをうまく入れてくる技術の高さ。やっぱりボクシングの完成度の高さ、幅の違いを感じた」と語った。
2、3ラウンドで優勢だったところは、「ボディは効いたなという感じがあって良かったんですけど、ゴロフキン選手が強く当たる距離で右ストレートをもらってくれない感じがして、そこがすごく上手かった。右は打ってるんですけど、暖簾に腕押しみたいな感じで、微妙に距離がズレる。あのあたりの技術が、ゴロフキン選手が打たれ強いと言われる所以なのかなと思いました」と解説した。
さらに、「なのでもう一発、もう一発と思っていたんですけど、右の感覚がどうしても合わなくて、途中で左フックに変えたりしたんですけど、腰を引いてボディを遠くにやったりして、ボディを当たらないようにして、そのあたりの対応力の高さ、技術的なところ、やっぱり僕よりも1枚も2枚も上だなと思いました。経験の差が出たのかなと思います」とゴロフキンを称えた。
中盤以降に差を広げられたことは、「ダメージの蓄積。パンチ力自体はガードで何とかなるという感じだったけど、途中から角度を変えて入れられはじめて、その角度の多彩さで(ダメージが)蓄積していった感じ。そこの技術の幅を感じた。こんなに上手いんだと思いました」と分析した。
唯一、言葉を詰まらせ涙を流したのは、試合当日に本田明彦会長から「いい意味で楽しんでこい」と言われたエピソードを振り返った場面。「うれしかったですね。それでいいんだと思って。プロに来てぜんぜん楽しくなくて、勝たなきゃいけないし、なかなかプレッシャーがあったんですけど。最後に楽しんでこいよと言われたのがうれしくて。楽しんでいいんだと思って」と涙をぬぐった。
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