April
29
Monday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

23°C Rain
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 2団体統一のゴロフキン「村田はとてもタフだった」距離感をつかめたのが勝因

2団体統一のゴロフキン「村田はとてもタフだった」距離感をつかめたのが勝因

2022年4月10日 2時51分

 村田諒太(帝拳)に9回TKO勝ちしてWBA&IBFミドル級王者となったゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が試合後の記者会見で村田との試合を振り返った。

試合後に笑顔を見せたゴロフキン

 試合についてゴロフキンは「緊迫したというか、どちらも限界のギリギリの状態で戦うような試合展開だったと思う」と試合がタフな内容だったと認識。その上で、「最初は見守っていたわけではないけども、様子をうかがってだんだん自分のパンチがあたってきたという感覚をつかむことができた。それから距離感をつかめてきた。それが一番大きかったと思う」と勝因を分析した。

 村田については「とてもタフだった。スタミナがあってタフだった」とコメント。村田のダメージを気遣い、「お互いさまではあるけど、村田には早く回復してほしいと思う」と語るあたりはいかにもGGGらしかった。

 試合後にガウンをプレゼントしたことについては、「あれはカザフスタンのチャパンという民族衣装。チャパンを最も尊敬する人に贈るという習慣がある。村田選手に敬意を表して着せた」と説明。プロモーターのトム・ロフラー氏によると、ゴロフキンが対戦相手にガウンをプレゼントしたのは初めてだという。

 ライバルであるカネロ・アルバレスとの第3戦については、「あらゆる可能性があると思う。次戦という可能性もゼロではない。5月末まで様子を見たい」とコメント。5月末までに状況を見極めるというニュアンスで表現した。

 ゴロフキンは来日以来、帝拳ジムで数日間練習した以外はホテルの外に一歩も出ず、試合までを過ごした。今後は日本に数日滞在してから帰国するという。

Related article
関連記事