WBC・L・フライ級王者の寺地拳四朗 ファンの前でWBA王者京口紘人との統一戦アピール
2022年4月12日 20時34分
2022年4月12日 20時05分
「ダイヤモンドグローブ」が12日、後楽園ホールで開催され、セミの女子S・フライ級8回戦は、東京五輪金メダリストの入江聖奈(日体大)と五輪代表の座を争った晝田瑞希(三迫)がOPBF王者ぬきてるみ(井岡弘樹)に判定勝ち、デビューから2連勝をマークした。
また、前座では元世界王者で“炎の男”として人気を博した輪島功一さんの孫、磯谷大心(輪島功一S)が初回KO勝ちでこちらもデビュー2連勝。アマ92戦の渡来美響(三迫)は大器の片鱗を見せつけ、4回TKO勝ちで初陣を飾った。
◇女子S・フライ級8回戦
晝田瑞希(三迫)[3-0(77-73×2、76-74)]ぬきてるみ(井岡弘樹)
元トップアマの晝田がOPBF女子S・フライ級王者ぬきてるみとプロ第2戦。サウスポーの晝田が初回、左ストレート、右フックを決めて先制。2回以降もフットワークを刻みながら、ぬきが前に出ないときはワンツー、ワンツーフック、前に出てくればカウンターを合わせて試合を優位に進めた。
劣勢にもぬきの闘志は衰えず、中盤には右フック、ボディ打ちで晝田に迫った。そして7回早々、ぬきは右を決めてダウンを奪い、立ち上がった晝田を再び右で倒して一気に形成を逆転した。このピンチを何とかしのいで晝田は最終回、再びアウトボクシングを機能させ、ぬきに逆転を許さなかった。晝田は2勝。逆転勝ちまであと一歩だったぬきは12勝8KO5敗。
晝田の話「悔しさと情けなさと、みんな見に来ているのに申し訳ない(涙)。アマチュアでやってきてあんなになったこと(ダウン)はなかったのでビックリと動揺。でもこんなことではダメだと思ってがんばりました(涙)。プロになって精神的にキツいこともあって辞めたいと言ったこともあった。でも今日戦ってみて楽しかったし、夢を見ることができるのでずっとがんばっていきたい」
◇S・ライト級6回戦
渡来美響(三迫)[TKO4回2分37秒]柴田尊文(グリーンツダ)
東洋大出身でアマ77勝15敗の渡来が拓大出身で2戦2勝の柴田(アマ38勝16敗)を相手にデビュー戦に挑んだ。渡来は低いガードを下げたスタイルからジャブ、鋭く踏み込んで右ストレート、引きつけて左フックと多彩なボクシングを展開。開始2分、左フックをボディと見せかけて顔面に打ち込み、最初のダウンを奪った。
柴田は2回からプレッシャーをかけて形勢逆転を狙ったが、渡来はフットワーク、上体のボディワークを使いながら柴田のアタックを封じ、ジャブ、カウンターで試合をコントロール。4回、右ストレートを効かせると、最後はアッパー、左フックを決めたところで主審が試合を止めた。柴田は2勝1敗。
渡来の話「8オンスが初めてでアマチュアとは違う緊張感があって初戦ながら楽しめた。子どもの頃からボクシングをやってきて、プロで世界チャンピオンになるのが夢で、その第一歩が踏み出せてよかった。最初に倒した左フックはメイウェザーを参考にして練習してきた。まずはジムの先輩である吉野選手のように日本に最強なって、あこがれのメイウェザーのようにラスベガスでメインを張れる選手になりたい」
◇ウェルター級4回戦
磯谷大心(輪島功一S)[KO1回54秒]細谷洸太(花形)
輪島功一さんの孫にして元日本ランカーの磯谷和広さんの息子、磯谷の強打が初回に爆発した。前に出てきたサウスポー細谷に対して左フックを合わせて立ち上がると、ロングレンジから右ストレートを一閃。細谷がキャンバスに転がった。再開後、磯谷が右ストレートをボディに放つと、ダメージを受けた細谷がひざまづいて10カウントを聞いた。磯谷はデビュー2連勝(2KO)。細谷は1勝1KO1敗。
磯谷の話「勝てたことにホッとしている。余裕なんかまだなかった。リングに上がって舞い上がったりしていたので計画通りにはいかなかった。それでもデビュー戦のときよりはリラックスしてできたと思う。新人王に出るので東日本新人王を目指したい」
◇L・フライ級4回戦
矢作海(角海老宝石)[3-0(40-36、39-37×2)]高橋世魁(小熊)
◇S・バンタム級
大塚悠雅(本望)[引き分け1-0(39-37、38-38×2)]佐藤拓夢(調布三迫)
2025年1月19日 22時39分
2025年1月19日 2時53分
2025年1月19日 0時01分
2025年1月18日 16時55分
2025年1月18日 16時45分
2025年1月16日 18時24分