14日、米国サンアントニオのアラモドームで行われたWBAウェルター級暫定タイトルマッチは王者キース・サーマン(米)が挑戦者ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)を9回TKOに下し、暫定ベルトの防衛に成功した。
ソト・カラスを攻め立てるサーマン(左)
タフなカラスを迎えたサーマンは初回に右を避けそこなってグラついたが、大きなピンチはこれぐらい。前に出てくるカラスをさばきつつ、5回に左アッパーの返しでダウンをマークすると、9回左フックで動きを止め、追撃打でストップを呼び込んだ。このタイトルの正規王者は同じリングでメインを張ったエイドリアン・ブローナー。
セダに左フックを決めるサンタクルス(右)
またWBC世界S・バンタム級タイトルマッチは王者レオ・サンタクルス(メキシコ)がセサール・セダ(プエルトリコ)に12回3-0判定勝ち。王座の初防衛をとげた。
サウスポーのセダが距離をとり、サンタクルスがプレスをかける展開。スピードのあるセダを攻めづらそうな王者だったが、5回に右フックでダウンを奪うなど、積極的な攻勢でポイントを集めた。スコアは116-111、115-112、117-110。Photos/SHOWTIME