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井岡一翔「借り返して次のステージに進む」あす4階級制覇ニエテスとWBO・S・フライ級V5戦

2022年7月12日 14時18分

 あす13日、東京・大田区総合体育館で開催されるWBO世界S・フライ級タイトルマッチの計量が12日、品川プリンスホテルで行われた。5度目の防衛戦を迎える王者の井岡一翔(志成)はリミットの52.1キロ、挑戦者1位ドニー・ニエテス(フィリピン)は51.9キロで合格した。

計量に合格した井岡。左隣はサラス・トレーナー

 井岡は1回目の計量でわずかに40グラムほどオーバー。「自宅のデジタルの体重計と誤差があった」そうで、いったんトイレに行き、戻って秤に乗るとリミットぴったりの52.1キロでことなきを得た。

 3年7カ月前の試合はニエテスの2-1判定勝ち。これがリベンジマッチとなる井岡は「全体を通して紙一重の勝負になると思う。すべてで譲らず、すべてで上回りたい」と厳しいファイトを覚悟した上で雪辱を誓った。

 熱望する統一戦がなかなか決まらない中での指名試合となるが、「(一度は統一戦が決まっていた)アンカハスが負けたけど(現IBF王者フェルナンド・マルティネスと)ダイレクトリマッチになると思う。その勝者とできたらと思う」と統一戦をあきらめてない。「借りを返した上で次のステージに進みたい」との言葉には力がこもっていた。

井岡とニエテス。どちらが技術戦を制するのか

 一方のニエテスは「1日3食たべて調整をしてきて体調は問題ない」と好調をアピール。先週末WBCフェザー級王者マーク・マグサヨが敗れてフィリピン人世界王者が不在というニュースが流れても、40歳のベテランが落ち着きを失うことはない。

 井岡と同じようにこの試合をクリアして統一戦に進むのが目標。具体的にこの階級を代表するWBAスーパー王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と前WBAスーパー王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア=帝拳)の名前を挙げ、世界王者返り咲きに自信を見せた。

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