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WBAがL・ヘビー級王者ビボルに指名試合通達、2階級制覇狙う無敗ラミレスと

2022年7月12日 13時53分

 WBAは11日午後(日本時間12日)、L・ヘビー級スーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア=写真)に対し1位ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)との指名試合をオーダーした。交渉期間は8月10日までの1ヵ月間。試合が成立しない場合は入札に持ち込まれる。

 ビボル(20勝11KO無敗)は5月7日ラスベガスでパウンド・フォー・パウンド最強だったカネロ・アルバレス(メキシコ)に3-0判定勝ち。一躍スポットライトが当たった。

 WBAは指名試合の期限に関してビボルに通達。それによるとビボルが最後に指名試合を行ったのは2018年3月。WBAルールで、スーパー王者の指名試合の期限は24ヵ月(2年)となっており、20年3月までに実行しなければならなかった。2年以上経過してもビボルの王座が安泰だったのは不思議だが、今回は回避できないものと推測される。

 前WBO・S・ミドル級王者のラミレス(44勝30KO無敗)は王座を返上してL・ヘビー級へ転向後5連勝全ストップ勝ちと好調をキープ。昨年12月にはユニエスキ・ゴンサレス(キューバ)、今年5月にはドミニク・ボーゼル(ドイツ)と2度のWBA挑戦者決定戦を勝ち抜いて不動のポジションをゲットしている。

 ビボルはカネロとの再戦が既定路線だが、カネロが9月17日、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との第3戦に臨むため、防衛戦をはさむ見込み。ビボルはマッチルーム・ボクシング、ラミレスはゴールデンボーイ・プロモーションズにプロモートされ、いずれもスポーツ動画配信DAZNで試合が中継される。そのため交渉は比較的進展しやすいとも思われる。

 一方でビボルには同じマッチルーム傘下の英国のホープ、ジョシュア・ブアッツィ(WBA&IBF2位)からオファーが送られているとも言われる。Photo by SUMIO YAMADA

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