16日（日本時間17日）ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナ（旧ステイプルズ・センター）で行われるライト級12回戦の最終会見が14日、ロサンゼルス・ダウンタウンのミレニアム・ボルティモア・ホテルで開催された。カードは人気選手、WBCライト級2位ライアン・ガルシア（米）と元WBA･S･フェザー級王者で、ライト級でキャリアを進めるハビエル・フォルトゥーナ（ドミニカ共和国）の顔合わせ。

　4月に1年3ヵ月ぶりに復帰してエマヌエル・タゴエ（ガーナ）に判定勝ちしたガルシアは「私と同じように彼もノックアウトを狙っているからパンチの応酬による素晴らしいショーをファンに提供できる」と好戦的なスタイルが売り物のフォルトゥーナと好ファイトを約束。

　フォルトゥーナから、ガルシアがファンだというバスケットボールのシカゴ・ブルズの帽子をプレゼントされた。しかし「これをもらっても勝敗が左右されると思ったら大間違いだ」と勝利を保証した。

　一方、ニューヨーク在住のドミニカ人フォルトゥーナは「ここは彼の地元。ジャッジに勝敗をゆだねるのは正解でない。倒すか倒されるかの試合をしたい。いかなる言い訳ができない結末に持っていく」と発言。昨年一度、試合が締結しながらガルシアの心の病気によりキャンセル。仕切り直しでアップセットを誓う。

　プロモーター、ゴールデンボーイ・プロモーションズもオスカー・デラホーヤ氏は「両者にとって厳しい試合になるだろう。フォルトゥーナの経験は侮ることができない。彼は失うものがなく、全力で向かってくる。彼は若いガルシアの力を相殺するものを持っている」と警鐘を鳴らす。Photos by GBP