ガルシアがフォルトゥーナ3度倒してKO勝ち S・ライト級転向をほのめかす
2022年7月17日 18時10分
2022年7月17日 10時08分
アマチュアの令和4年関東大学ボクシング・リーグ戦は16日、後楽園ホールで1部最終週(第5週)を迎え、これまで全勝の東洋大学が拓殖大学に7-2で勝ち、2019年以来となる2度目の優勝を果たした。1敗同士が激突した2位争いは、東京農業大学が昨年優勝の駒澤大学を6-3で破り、前年に続き準優勝。
東洋大はミニマム級で1年生の古藤昇大が拓大武市大樹に5-0判定勝ちして先陣を切り、フライ、バンタムは落としたものの、その後は勝ちっぱなし。ウェルター級で田中空がタフな日向和輝を強打で圧倒し初回RSC勝ちした時点で5勝目を上げ、拓大戦の勝利とともにリーグ戦優勝を決めた。
「前回は1敗して勝ち点で優勝だったので、今回初めて全勝優勝できてうれしい。チーム全体で力を出せたのが大きかった」と三浦数馬東洋大監督の優勝コメント。東洋大は8月27日に関西学生リーグ戦の覇者・大阪商業大学を相手に全日本大学王座決定戦に臨む(会場は茨城県水戸市のアダストリア水戸)。
前週で東洋大との全勝対決に敗れた駒大は東農大にウェルター級まで3-4と食い下がったが、L・ミドル級で長尾夢羽が梁章太に判定負けした時点で5敗目となり3位に落ち着いた。部員に複数病人が出てベスト・メンバーで臨めなかったことが痛かった。
東農大は22年を最後に10年間優勝から遠ざかっているとはいえ、安定した実力を発揮して今季も準優勝。注目の新人吉良大弥(フライ級)が活躍し、この日も駒大の強豪・平塚駿之介との接戦を3-2で制し、チームの勝利に貢献した。吉良はフライ級の階級賞を獲得している。
この日行われた1部もうひとつのカードは「最下位決定戦」。結果は日本大学が中央大学を6-3で制し、辛くも5位に留まった。今季も最下位に甘んじた中大は1週間後の23日に2部優勝校との入替戦に臨む。
最終順位と成績は以下の通り。1位・東洋大(5勝0敗)、2位・東農大(4勝1敗)、3位・駒大(3勝2敗)、4位・拓大(2勝3敗)、5位・日大(1勝4敗)、6位・中大(0勝5敗)。
なお2部リーグはこの日2試合が行われ、慶応義塾大学が日本体育大学を5-2で破り、立教大学は平成国際大学を4-2で制した。このカードは両校とも選手が揃わず、実際に試合が行われたのはバンタム級1試合のみだった。2部は今日(17日)これまで全勝の法政大学と1敗の専修大学が直接対決して優勝が決まる。
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