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2022年9月17日 土曜日

カネロvs.ゴロフキン前にぜひ読んでほしい メキシコ独立記念日ビッグファイト

 カネロ-ゴロフキン第3戦はメキシコの独立記念日(9月15日)に合わせて挙行される。90年代のフリオ・セサール・チャベス以降、目端が利くプロモーターは毎年この時期にメキシカン・ヒーローの出るビッグファイトを開催してきた。いつも主役が勝つとは限らないが、メキシコのファンにとってこの記念日ファイトがいかに血を熱くさせてくれるのかは、彼らの盛り上がりぶりから一目瞭然である。約30年の「独立記念日ビッグファイト」の中から、メキシコのエドムンド・エルナンデス記者が名勝負を厳選する。《三浦勝夫》=ボクシング・ビート10月号より=

チャベス(左)とカマチョの対戦は1992年9月だった

 メキシコにちなんだボクシングイベントには5月の「シンコ・デ・マヨ」(侵略してきたフランス軍をメキシコが退けた戦勝記念日=5月5日)がある。しかしメキシコ人の中にも「シンコ・デ・マヨって何の日だっけ?」と言う人がいる一方で「エル・ディア・デラ・インデペンデンシア」(独立記念日)は国中が沸き上がる正真正銘の祭日である。

 その熱狂に、サッカーと並んで国技とも言えるボクシングを組み合わせれば高収益間違いなし――と踏んだプロモーターが立案したのが、9月の独立記念日ファイトだった。

 1970年代から同様の主旨の試合は行われていた。しかし単発的なもので、恒例化するのは91年9月14日ラスベガスで開催されたフリオ・セサール・チャベス対ロニー・スミスのWBC・J・ウェルター級戦。プロモーターはドン・キング氏だった。その後ボブ・アラム氏のトップランク、トップランクから独立したオスカー・デラホーヤのゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)などにイベントの主催は受け継がれていく。

 90年代、主役を務めたのは紛れもなく“JC”チャベスだった。そのアグレッシブなスタイルと覇気はまさに「メキシコを背負って戦う」という雰囲気がにじみ出ており、彼ほどイベントのテーマにマッチする選手はいなかった。エルナンデス記者がリストアップした名勝負10番にもエクトール“マッチョ”カマチョ戦、デラホーヤ第2戦、メルドリック・テイラー戦、パーネル・ウィテカー戦と5試合もチャベスのカードが入っている。中でもカマチョ戦をトップに据えている。

 チャベスを自身の拳で下し主役の座を継承したのがメキシコ系米国人のデラホーヤだ。リストではチャベス第2戦、フェリックス・トリニダード戦、フェルナンド・バルガス戦、バーナード・ホプキンス戦とチャベスに次ぎ4試合がピックアップされている。

 米国では不動の人気を誇ったゴールデンボーイだが、エルナンデス記者は「メキシコのファンはオスカーを嫌い、フリオを愛していた。試合景気を煽るには絶妙なコンビネーションだった」と明かす。2人はライバルであり、同時にそれぞれが好敵手に恵まれていたことも独立記念日シリーズが盛り上がり、これまで継続された要因だろう。ベスト10には入らなかったがデラホーヤはシェーン・モズリー戦(03年9月13日)、チャベスはデビッド・カマウ戦(95年9月16日)にも出場している。..

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